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話題の祝辞


こんにちは。
白山歯科医院の白山です。

4月12日に行われた東京大学の入学式での祝辞が大きな反響を呼んでいるのをご存知でしょうか。祝辞を読んだのは、社会学者で認定NPO法人 ウィメンズ アクション ネットワーク理事長の上野千鶴子さん。2011年3月まで東大で教鞭を取っていたそうです。

15分に及ぶ祝辞の中でとても賛同でき、これからの若者に届いてほしいなと思うメッセージがありますので、少し抜粋したいと思います。

祝辞の内容は大きく分けて二種類あり、一つは性差別、もう一つは社会人としての覚悟。

前者の性差別に関しては難しい問題で、僕の意見などあまり必要ないかと思いますので、とりあえず割愛。

僕が一番伝えたいのは後者の『覚悟』の部分です。

『あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと…たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください』

本当にその通りだなと思います。
まだ受験終わりの学生さんには難しいかもしれませんが、社会とが本当に理不尽なものです。問題は山積みなのに正解が分かりません。あるのかもわかりません。

テストというのは誰もが嫌いなものだと思いますが、もし『1か月後の数学のテストに50点以上取らなければ財産がすべてなくなる』という状況の時にはすべての人が50点以上とることができるでしょう。

しかし『一か月後に50%の人間が満足できる商品を開発できなければ財産が全てなくなる』という状況ではクリアできる人は全員ではないでしょう。
仕事というのは答えが分からないまま、目の前の課題に対して必死にチャレンジすることです。

よく新入社員から『ちゃんと全部教えてくれないと分からない。自分ができないのは教えてくれない会社のせいだ、ブラック会社だ!』という意見を聞きます。もちろんちゃんと教育し、育てるのも会社の義務ですが、手取り足取り教えてもらうのは学生までです。

そんな赤ちゃんみたいなことは言わないほうが良いでしょう。
分からないことがあれば自分で調べ考えるなり、先輩に聞くなり…なんでもかんでも与えられる年齢は過ぎています。

今なにが求められているかをきちんと自分で考え、将来どんな自分になりたいかを考え、そのためには何が必要かを考え、そして実行する力をつける。
これが社会人として生きるということです。

祝辞ではないかもしれませんが、大学に入ることはゴールではありません。
絶対的にスタートです。
自分のことをしっかり考えて考えて考え抜くというクセを今からでもつけてほしいです。

それでは。

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