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こんにちは。
兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治したり、矯正をしたり、子供の治療をしたりしています。
さて今回は歯や口に関する知識などではなく、シンプルな僕の日記になります。
興味がある方だけ、読んでください。(笑)
11歳のお子さんの話です。
前から来てくれている子で、とても賢く優しい子です。
ご家族で見させていただいているのですが、弟の相手をしているところをよく見ます。
そんな素敵なお子さんなのですが、子供の歯がなかなか抜けなくて痛いということで来院されました。
見てみるとびっくりするぐらいグラグラで、ベロでちょっと触るだけでも抜けそうな感じです。
お母さんや弟君は、「紐でピッと引っ張ったらすぐ抜けるよー」と声をかけます。
実際、僕もその程度で簡単に抜けそうだなと思うぐらいのグラグラです。
ただ、その子はどうやら、その引っ張るのが怖いらしく、麻酔の注射をしたうえで僕にとってほしいと訴えます。
この時点で、嬉しすぎて顔がにやけます。
麻酔も2回ほど今までにしたことがあるのですが、そこまで痛くなかったのかなーと嬉しく感じます。
そして、お母さんと弟君に、
「先生の麻酔、全然痛くないから、やってほしいんだもん」と言います。
ちょっと泣きそうになるぐらい嬉しかったです。
麻酔がどうすれば痛くないのか、研修医の時から考えて考えて、色んな勉強会に出て、様々な先生にきいて…
その今までの積み重ねをしてきてよかったと思いました。
プロとして当然の努力なので、言葉は適切ではないかもしれませんが、報われたような気がしました。
任せて!今回も痛くないように麻酔するよ!
とその子に思わず声をかけてしまいます。
その後の麻酔は普段の何倍も緊張しました(笑)
無事問題なく抜けましたが、本当にこの瞬間のために歯医者をやっているのかもなと感じます。
心がとても洗われたような気がします。
ありがとう!Sちゃん!!