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こんにちは。
宝塚市の隣、西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治療したり、子供の歯を治したり、矯正したりしています。
さて、今回はしらやま歯科クリニックでのマニュアルを少しだけ公開しちゃいます!
マニュアルがあると「それに縛られるのはいやだー!」と感じる方も多いと思います。
しかし当院では、同じ治療は誰が行っても同じように行えるようにマニュアルは大切だと思っています。
では早速行きましょー!
あなたが今行っているメンテナンスの手順と違う点はあるでしょうか?
衛生士業務の流れ
患者導入前
・カルテの確認
・チャーピーの準備。サランラップを巻く。
(もしうまく起動しないときは、WIFIの設定が Buffalo-A-3E3E になっているか確認する。)
・半年アイテロを撮っていないとき、撮影する。
(補綴が多い、顎関節症、高齢は除く)
→ アイテロの設定や名前の入力を行う。
導入、挨拶
確認したカルテの内容から、前回の症状の確認や物販の使用感想などを聞く。
(お変わりありませんか?は基本的になしで。きちんとカルテを確認してどういう方かを頭に入れてから望みましょう)
もし痛い場所などがあり、検診よりもそっちの治療を望んでいるようならドクターに報告。
特にHysが出ている場所には注意!
※初診時ではドクターがまず挨拶に行きます。
もし治療と被っていて手が空いていないときは先に問診、EPP、動揺度の検査を行う。
再診でメンテナンスが確定していて、問題がなさそうならそのまま始めちゃってください。
EPP、動揺度
チャーピーで記入。
ラップを敷いて、清潔に。
アイテロで撮影
片顎2分ずつぐらいで撮影してください。
口を開けるのがしんどそうであれば、6番までの撮影でもオッケーです。
無理せず撮影できる範囲で行ってください。(ここでしんどい思いをさせてしまっては元も子もありません。)
撮影した後は「今から分析しますので、検査の結果はクリーニングの後に説明します」と伝えてください。
SC開始
排唾管をセットして、初めはP5ぐらいから始めていく。
歯石が強いところはS5ぐらいがお勧め。
【歯石着色をきれいに取りきることと】と【痛みなくしんどくなく行うこと】を両立できるように意識してください。
下顎が終わったらチェアーを起こす。
上顎が終わったらチェアーを起こす。
※ゆっくりリラックスしながら受けたいという方が多いです。(多分エステのような感覚なんだと思う。)
奥に水が溜まっていないかなど、しんどそうでないかは常に気にする。
声掛けも「大丈夫ですか?」とちょこちょこ聞きながら行いましょう。
またいきなり声をかけるとびっくりするかもしれないので、ゆっくり穏やかな声で聴くようにしましょう。
向こうからうなずきなどの返答があれば、「ありがとうございます。」や「よかったです。」などと返事をしてください。
フロス開始
PMTC開始
「今から歯の表面を磨いて、つるつるにしていきますね」と声をかける。
ブラシで全顎 → 起こす → カップで全顎 の順
使う研磨剤は、
着色が多い場合は コンクール
高齢者、歯肉に炎症がある場合は クリンプロ
きれいな人 リナメル(←歯に栄養を与えるような研磨剤です。)
終わった後に…
→褒めポイントを8割、課題ポイントを2割のバランスで話してください。
模型を使いながらでもいいし、鏡を見せながらでもいいし、アイテロを使いながらでもいいし…
自分の話しやすい方法で褒めポイントと課題ポイントを説明してください。
「最後に先生のチェックがありますので、少々お待ちください。」
ドクターの話とアポイントを取る時間を含めて、15分程度残すイメージで頑張ってみてください。
ドクターはカリエスや治療を中心とした内容で話をしますので、担当衛生士さんは歯周環境や歯磨き指導を中心に話をしてください。
アポイントを終え、退出を見送り、用紙の記入を終わらせて(可能な限り5分以内)カルテと一緒に持って行ってください。
以上になります。
そこまで変な手順ではないと思います。
よくある一般的なメンテナンスに近いのではないでしょうか?
ただ要所要所でしらやま歯科クリニックっぽさみたいなのが折り交ぜられているのかなと思います。
もしよかったら、これを見た衛生士さんの仕事の参考になればいいなと思います。