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こんにちは。
宝塚市のとなり、西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治療したり、子供の歯を治したり、矯正したりしています。
さて、今回は衛生士さん向けの話です。
当院で実際に衛生士さんがどのようにしているのかを書いていこうと思います。
いまもし衛生士という仕事に行き詰っていたり、悩んでいたりする方はぜひ見てみてくださいね。
専門用語がじゃんじゃん出てきますので、歯科関係者でないとこの記事はあまり面白くないかもしれません…(笑)
そのあたりはご了承ください。
では本題です。
当院での衛生士業務の一番は「メンテナンス処置」になります。
この処置に関しては一般的なものと差はないかもしれません。
1、EPPで歯肉の状態を確認する
2、動揺度やプラークの付着率、BOPなどを確認する
3、口腔内カメラを使って、歯牙の状況を確認する
4、超音波スケーラーを用いて、縁上歯石を除去していく(もし痛みなどなく患者さんに余裕があれば、縁下歯石も除去していく)
5、フロス、もしくは歯間ブラシを用いて歯と歯の間をケアしていく
6、PMTCで歯の表面を滑沢にしていく
以上です。
口腔内カメラを用いるので、そこの技術が当院では他院より必要ですね。
もちろん何度も練習してからの本番になりますので、どなたでも2週間あればある程度扱えるようになります。
あとは実践あるのみです!
スケーリング、PMTCともに技術の必要な部分ですが、このあたりはきちんと目的に沿って行えば、難しすぎることはありません。
(歯列や筋肉などによっては難しいときもありますが…)
この目的はなんなのか、ということを当院ではとても大切にしています。
この話は、また別の記事で書きますね。
次によく行う仕事は【行ったメンテナンスの書類整理】です。
ただお口の中をきれいにしておわり~というのは、どれだけきれいにする技術があっても2流だと考えています。
メンテナンス中にどのようなことがあり、どのような歯ブラシを使っているのかの話をしたのか…など、サブカルテにざっくりまとめていきます。
次のメンテナンスに向けて、どのようなことを目的にしていけばいいのか、明確にするためですね。
歯周病はご存じの通り、一回きれいにして終わり、のような簡単なものではありません。
定期的に清掃することで現状維持を図るような病気なのです。
定期的に来ていただける患者さんに満足していただけるように、きちんと記録を残し、次回のプランを練ります。
他には【ドクターのアシスト】があります。
ただ当院で完全にドクターのアシストをすることは少なく、どちらかというと『ドクターと同じことをする』ことが多いです。
例えば本印象を採得したり、仮蓋を取ったり…。
治療の結果にかかわることを行うことになるので責任は重大ですが、頑張っていただきます。
また当院では成人矯正、小児矯正も積極的に行っています。
成人矯正ではワイヤーの結紮などを手伝っていただくこともありますし、小児矯正ならプレオルソというマウスピースを子供ちゃんに説明しながらつける練習をしたりします。
このあたりは練習がかなり必要にはなりますので、もしマスターしたいならいつからでもとことん付き合いますよ!
勤務時間中にがんがん練習しちゃいましょう!(昼休みや退勤後は残業せず、しっかり休みましょうね!休んだり遊ぶのも大切な人生の仕事です。)
最後に【イベントなどの企画、設営、運営】があります。
当院ではありがたいことに、ご家族で来ていただいていることが多いです。
その分、子供と触れ合う機会も多いので、できるだけ楽しんでもらえる、笑顔になっていただけるように、さまざまなイベントにチャレンジしています。
人数が少ない中でのイベントなので小規模ではありますが、診療を止めて行うぐらい気合は入っています!
それもこれも、患者さんたちに笑顔になってほしい…その気持ちのみです。
いかがでしたか?
当院での衛生士さんの仕事を簡単にまとめると以上になります。
他の記事ではもっと詳しくそれぞれについて解説したいと思っています。
常々ぼくは衛生士さんに「スケーリングをするロボットにならないように」と伝えます。
もしこれを読んでいるあなたはどうでしょう?
効率よく作業的に仕事をすることがすべて悪いわけではありませんが、その仕事に血が通っていないと『誰でもできる仕事』になってしまいます。
あなただけの熱量をしっかり仕事に乗せて、充実した毎日を過ごしていきませんか?
当院はほぼ残業は0で、休みも年間130日程度あります。
仕事も充実させて、プライベートも充実させて…素敵な人生を送りましょう!