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こんにちは!
兵庫県西宮市にある仁川駅の近くで歯医者をしている白山です!
今回は医療従事者として、アルコールってほんとに菌とかに効くの?というテーマで記事をかいてみようと思います。
手指には常在菌と通過菌があり、常在菌は皮膚深部に存在するため、手洗いや手指消毒によって取り除くことは困難です。
しかし、通過菌は一過性に皮膚に付着した菌であるため手洗いや手指消毒によってある程度取り除くことが可能です。
手洗いや手指消毒は消毒薬を使用する場合と通常の石鹸を使用する場合などリスクによって使い分けが進められています。
正常な皮膚の消毒には消毒用エタノールなどを中心としたエタノール製剤が使用されており逆に損傷してしまっている皮膚には絶対に禁止となっています。
では損傷した皮膚にはどうするかというと二次感染防止の意味から10%ポピドンヨード製剤や0.05%クロルヘキシジン製剤が使用されています。
ポピドンヨードというと、なんじゃそりゃってなると思いますが、いわゆるイソジンです。
あの手の薬を総称してポピドンヨードと言います。
ちなみに、損傷した皮膚ではなくて、口腔粘膜に使える薬剤は、
ヨードチンキ
ポピドンヨード
アクリノールは医療用なのでなかなか手に入らないと思いますが、イソジンなら現実的かと思います。
話を戻すと、皮膚に対して薬剤での洗浄を行うときには、怪我をしているかどうかが大事になりますので、そこに注意してください。