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こんにちは。
白山歯科医院の白山です。
今ニュースで目にすることも多いのではと思います。
不正使用していた方のまさかの名前に僕はとても驚きました。
コカインや覚せい剤や、様々な違法ドラッグがありますが、実際どういうものか一般的に認知されていないように感じます。そもそもドラッグというからには「薬」であることには間違いないのです。ただどうしてそれがこんなにも躍起になって法で規制しなくてはならなくなったのか、少し調べてみます。
「コカインとは、コカの木に含まれるアルカロイドで、局所麻酔薬として用いられ、また精神刺激薬にも分類される。無色無臭の柱状結晶。」(wikipedeia)
ここまで見ると局所麻酔薬や精神刺激薬としての「薬」の側面が見えてきます。
ただ精神刺激薬という一面が曲者で、大量使用による急性中毒では、めまい、顔面蒼白、散瞳などに始まり酩酊状態に陥り、精神錯乱、幻覚、幻聴、失神などがみられ、呼吸困難や虚脱をおこして死亡することさえあるとされます。
中枢神経に作用してしまう向精神薬なので、常習性もあり国際条約で規制されることになりました。
ただ優秀な局所麻酔薬の一面もありますから、20世紀になり技術の進歩がみられその毒性など悪いところを除去することによって、すばらしい麻酔薬が次々と生み出されます。
たとえば、プロカイン、リドカイン、ジブカイン…
僕もリドカインにはほぼ毎日とてもお世話になっています。
コカインの使用はもちろん悪いことですが、薬の一面もあるのです。
結局なんでもそうだとは思うのですが、使い方次第で「薬」にも「毒」にもなるんでしょうね。
それでは。