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こんにちは。
兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。
虫歯を治したり、こどもの矯正をしたりしています。
さて、今回は入れ歯のはなし。
「入れ歯を使い始めたけれど、違和感がある」
「外れやすくて困っている」
「どのようにお手入れすれば良いのかわからない」
こういった声を、しらやま歯科クリニックでもよくお聞きします。
入れ歯(義歯)は、歯を失った方にとって、食べる・話す・笑うといった日常の機能を取り戻す大切な道具です。しかし、正しく使えていないと、かえって体調を崩したり、口の中にトラブルを引き起こしたりすることもあります。
今回は、「入れ歯を正しく使うための基本」について、実際の患者さんの声や歯科医師の視点から、わかりやすく丁寧にご紹介します。
入れ歯は、ただ「はめていれば良い」というものではありません。間違った使い方をすると、以下のようなリスクがあります:
歯ぐきが傷つく・炎症を起こす
うまく噛めず、胃腸の負担が増える
入れ歯が合わなくなって痛くなる
口臭や感染症(義歯性口内炎)につながる
つまり、入れ歯は「使い方次第」で、生活の質を大きく左右するのです。
新しい入れ歯を使い始めたばかりの頃は、多くの方が違和感を覚えます。
「話しにくい」「味がわかりにくい」「うまく噛めない」などの不便を感じるかもしれません。
しかし、これはほとんどの方が経験することです。
少しずつ慣れていくことで、自然に使いこなせるようになります。
🔸 慣れるコツ:
柔らかいものから食べる
鏡の前で話す練習をする
長時間連続で使わず、こまめに休憩を入れる
入れ歯を入れたからといって、最初から固いものを噛んでしまうと、歯ぐきを痛めてしまいます。
特に部分入れ歯のバネがかかっている歯は、強く噛みすぎるとぐらぐらしてくることもあります。
🔸 おすすめの食材:
やわらかく煮た野菜
小さく切った魚
おかゆやスープなど水分を含んだ料理
入れ歯は食事のたびに汚れが付きます。そのままにしておくと、細菌が繁殖し、口臭や口内炎の原因になります。
🔸 基本のお手入れ方法:
食後は外して流水で洗う
歯ブラシまたは専用ブラシで汚れをやさしくこする
洗剤は必ず「入れ歯専用」のものを使用
寝る前には入れ歯洗浄剤に漬け置き(指示がある場合)
※熱湯や歯磨き粉を使うのはNG!変形や傷の原因になります。
夜間に入れ歯をつけたまま眠る方もいらっしゃいますが、可能であれば外して休ませるのが理想です。
歯ぐきに常に圧力がかかっていると、血行が悪くなり、炎症や口内炎のリスクが高まります。
🔸 ポイント:
就寝時は清潔な水または専用洗浄液に入れて保管
外した後は、歯ぐきや舌もやさしくマッサージして血流を良くしましょう
お口の中は、年齢や体調によって少しずつ変化していきます。合っていたはずの入れ歯も、時間の経過とともにフィットしにくくなることがあります。
🔸 こんなときは受診を:
入れ歯がカタつく・すぐ外れる
痛みや違和感がある
食べづらくなった
歯ぐきが赤く腫れてきた
しらやま歯科クリニックでは、入れ歯の調整や修理をすぐに対応しております。お気軽にご相談ください。
入れ歯が安定しないときに、市販の「入れ歯安定剤(接着剤)」を使う方も多いですが、それでしのぐのは一時的な対処にすぎません。
合わない入れ歯に頼りすぎると、かえって症状が悪化することもあります。
🔸 使うときの注意点:
必ず用法を守って使用
連続使用は数日程度まで
違和感が続くなら、すぐに歯科へ相談
入れ歯にはさまざまな種類があります:
保険適用の入れ歯(レジン床):安価だが厚みがあり違和感が強め
自費診療の入れ歯(金属床・シリコン床):薄く、軽く、見た目も自然
患者さんの生活スタイルやご予算に応じて、最適な入れ歯を選ぶことが、快適な毎日への第一歩です。
しらやま歯科クリニックでは、丁寧なカウンセリングと豊富な選択肢をご用意しております。
「入れ歯を作ってから、外出が増えた」
「好きな食べ物をまた食べられるようになった」
「人と話すことに自信が持てた」
こういった言葉を、私たちは何度も聞いてきました。
入れ歯は単なる医療器具ではなく、**人生を明るく変える“パートナー”**なのです。
入れ歯を正しく使うためには、
日々のお手入れ
正しい使用方法
定期的な調整
自分に合ったタイプの選択
この4つが大きなポイントです。
最初は不安や違和感があるかもしれませんが、使い慣れてくると、まるで自分の歯のように自然に使えるようになります。
もし、今の入れ歯に不満がある方や、「これから作ろうかな」と検討している方は、ぜひしらやま歯科クリニックへご相談ください。専門のスタッフが、親身になってサポートいたします。