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こんにちは!
宝塚市の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治療したり、子供の歯を治したり、矯正したりしています。
さて、今回はすこし大風呂敷を広げたタイトルを付けてしまいました(笑)。
口や歯のことについて悩まないことがテーマです。
3回にわたって説明していこうと思います。
口や歯のことで悩むとすると、やっぱり虫歯や歯周病のことが思い浮かびますよね。
あともう一つ上げるなら、見た目の問題。
この見た目の問題に関しては、歯並び、歯の色、口臭などが挙げられます。
ただ後者の見た目の問題に関しては話が大きくなるので今回は【虫歯と歯周病】に関して主に話していきます。
虫歯と歯周病。
この二つの病気は全く違う病気ですが、共通点が一つあります。
それは【ばい菌による感染】であること。
つまりそれぞれのばい菌の対策が必要になります。
今から記述する内容はそのことについて特化するような形で説明していきます。
今回は一つ目。
ばい菌が大好きな【あの物質】に関して、話をしていきましょう。
当然のことではありますよね(笑)
食事の回数が多いほど、砂糖の摂取量が多いほど虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
口の中の細菌は、砂糖が大好物で砂糖を食べて急速に繁殖します。
朝、昼、晩の3回の食事(主食・主菜・副菜)はしっかり食べて、間食は出来る限り摂らないようにしましょう。
特に、砂糖入りの飴(のど飴)、チョコレート、砂糖入りのコーヒーや紅茶、炭酸飲料、ジュース、クッキー類、スナック菓子などを、一日に何度も口にするようなら非常に危険です。習慣的になっていたら止めるようにしてください。
砂糖以外にも代用糖がありますが「砂糖ではないから」といって安心しないでください。
甘い物を食べる習慣を止めることが重要なのです。
お子さんなど、なかなか自分の意志で制御することが難しい人はキシリトール入りがおススメです。
ただキシリトール100%入りかどうかはしっかり確認してくださいね。
話を戻しまして…
「甘い物好きだけど。。。間食はよくするけど。。。食べたらすぐ磨きますから」と言う人がいますが、
そのような人の口の中は悪化している場合がほとんどです。
食べることは口の中を酸性にします。
食べていない間に唾液により口の中が中和され、酸により傷んだ歯の表面に再石灰化が起こり元の状態に戻ります。
間食が多い方は、口の中が中和される前に食べてしまうため、口の中は酸性の状態が続いてしまいます。
歯ブラシを食後毎回完璧にすることは困難なため、結果的に虫歯や歯周病が悪化してしまいます。
また、砂糖の取りすぎは、口の中だけでなく体の健康にも害を及ぼします。
砂糖の過剰摂取は、血管を傷つけ、免疫力低下を招きます。
最新(2014.3.5)の世界保健機構(WHO)の報告によれば、
体の健康のためには、成人における1日の糖分摂取量を砂糖に置き換えると25グラム以下(ティースプーン6杯分)に抑えることが推奨されています。
つまり、体とお口の健康のためには、お菓子、ジュース以外にも食事のいろいろなものに糖分が潜んでいますので注意が必要になります。