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こんにちは。
兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治したり、矯正をしたり、子供の歯を治したりしています。
もしあなたにお子さんがいらっしゃると
絶対に考えたことがある疑問だと思います。
「あれ?特に痛いとか言わないけど、いつから歯医者さんに診てもらったほうが良いのだろうか?」
難しいですね…
痛くなさそうならいいのかな?
でもちゃんと仕上げ磨きで来ているかわからないしな…
今日はこの疑問について答えていこうと思います。
まず当然のことですが、
歯が生え始めた頃に
「歯みがきの仕方や虫歯の予防法を知りたい」「歯みがきを嫌がってしまう」といった疑問や心配事が少しでも出れば、
まずは行ってみると安心かと思います。
確実にアドバイスをもらえます。
当院ではそういった疑問に答えるだけでなく、
どういう食べ物が良いということや姿勢の話まで、
必要があればさせていただきます。
口と体は当然つながっていますから、
そのあたりでフォローした話が必要だと思っています。
話を戻します。
疑問が出た時に聞きに行くのは当然として、
何もなくても言ったほうが良いのか?
正解は【確実に3歳までに一回は行ったほうが良い】です。
理由は二つあります。
ひとつ目は3歳位を境に、口の中の環境は大きく変わります。
まず乳歯が生えそろい、乳児の口から幼児の口に変わります。
つまり奥歯でしっかりものを噛むことが可能になる為、
離乳食はもちろん、ある程度大人と同じ硬さの食事が可能になります。
乳児はお母さんのおっぱいを飲むことがメインになる為、
何かを飲むという行動に適した口の中をしています。
しかし、この食べ方、飲み方の癖がぬけないまま3歳になってしまうと、
固形の物をしっかり噛むことなく飲み込んでしまいます。
当然胃に悪いですし、そのまま歯を使わないでいると歯並びや骨格までずれていきます。
怖いですね。
こういった状況の変化に体が追い付いているかを確認するため、
一度見せてほしいなと思います。
実は唾液の量も変わるといわれています。
3歳で減るんです。
唾液というのは、
歯に着いた汚れを流してくれる要素でもありますので、
その唾液が減ると虫歯のなりやすさが大きく跳ね上がります。
2歳までですと、
ある程度の仕上げ磨きで良いのですが、
3歳からはもう一段階上の丁寧さが必要になりますので、
そのやり方やアドバイスもさせてほしいと思います。
二つ目の理由は、歯医者に慣れてほしいということです。
子供の順応差はすごいものがあり、数回通うだけで慣れていきます。
しかし、初めの方で怖い思いをしてしまうと、
トラウマになる可能性があります。
初めての歯医者が虫歯治療だと、
初めて会った男の人に良くわからないけど歯をガリガリされた、
という思い出になります。
どうしたって怖い寄りにはなってしまいます。
(それでも当院では使える機械や機材を駆使して、楽しい思い出に変えて見せます。)
そこで、検診という形で何回かドクターとあっていると、
少なくとも知っている優しい男の人が…となります。
処置は怖くても、頑張れる子が多いです。
実際、他院で押さえつけられながら処置をしてとても怖かった、
という子が虫歯治療で来られました。
医院に入るや否や、泣いてしまうほど怖がっていました。
なかなか処置に入れず、
スタッフとともに何とか説得して、治療に臨みます。
やっぱり口を閉じてしまい、治療は一応できましたが、
少し不十分な点がある状態でした。
数か月後、その虫歯治療の詰め物が取れてしまい、再来院。
本当に申し訳ないです。
しかしこの時には、本人の成長も大いにあるとは思いますが、
しっかり口を開けてくれたので完璧な治療を行うことができました。
多少怖がってはいましたが…(笑)
それから一度もその場所は問題になっていません。
こういうことはしょっちゅうあります。
お母さん方は大変だと思いますが、検診でつれてきてほしいなとおもいます。
もし治療が必要となった時に、確実に楽ですから。
いかがでしたか?
以上二つの理由から、3歳までに一度来院されるのがいいかと思います。
もちろん、1歳でも問題が起きないわけではないので、いつでも心配なことがあったら連れてきてくださいね!