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こんにちは。
白山歯科医院の白山です。
宝塚市の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしています。
さて、歯医者さんで治療したことがある方なら、
「歯の根っこが~」とか「歯の根元には~」とか聞いたことあるんじゃないかなと思います。
根といわれても何のことか分かりにくいかと思います。
今回はこの根っこについて書いていこうと思います。
まずは下にある歯の模式図を見てみて下さい。
その下の図の歯根と書いてあるところを
便宜的に「歯の根」と患者さんには表現します。
専門的には「歯根部」となります。
この中には痛みのみを司る神経や血管が入り混じったものが
根管といわれる管の中に入っています。
この神経が反応するから、冷たいものがキーンと染みたり、
虫歯で甘いものが痛くなったりするわけです。
痛みを司るので、この神経自体が感染してしまうともちろん痛いです。
虫歯をそのままにしているとこの状態になり、
神経自体を取らないと痛みがなくならない状態になってしまいます。
神経を取るとか怖すぎるんだけど…と思われた方、ほとんどじゃないでしょうか?
でも一般歯科の中でよくある一つの治療なんです。
歯の中にある神経を取る治療は抜髄というのですが、
この抜髄(歯の髄を抜く)の治療は難易度は高めです。
同じような歯でも根管の曲がり方や本数まで人それぞれだったりします。
しかも直接は見えないところが多いので、手探りで触っていきます。
もちろん取りすぎもダメですし、取り残してもいけません。
痛みの原因となります。
そして完璧にできた!と思っても痛みが数か月引かない時もあります。
どうしようもないときは抜髄するしかないのですが、
できればしない方が絶対に良いのです!
虫歯は小さいときに治してしまうのが一番です。
時間があるときに定期検診へ!
違うブログで抜髄に関するもっと詳しい内容を書いていく予定です。
それでは。