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こんにちは。
兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治したり、矯正をしたり、子供の歯を治療したりしています。
さて今回は矯正にもかかわりのある、子供の成長に関しての記事です。
よく聞かれるのですが、自分の子の成長は問題ないかどうか…パパママさんは気になりますよね?
そこで今回、矯正医としてどういう部分に着目したらいいのか、アドバイスするための勉強会を開きましたので、そこでの内容を箇条書きにここに載せようと思います。
勉強会中のスライドそのままなので、多少見にくいかと思いますが、また改めてまとめた記事にしたいなと思います。
昔からの子供の食育。テーマは昔から変わらない。
1、食べることが下手
2、口呼吸
3、歯並びが悪い
呼吸の力が衰えると、食べること、話すことに支障をきたす
口唇が閉じないと咀嚼、嚥下ができずに話せない
舌が動かないと、咀嚼できず、呂律も回せない
舌や頬が動かないと歯の外側に食べ物が溜まる
こういうことが起きやすいので、食育はとても必要。
どういうものを食べるのか、そしてどういう筋肉を鍛えたらいいのか。
•赤ちゃんは生きていくための呼吸や哺乳は原始反射というものを利用しています。 •
哺乳しながら、呼吸もできるみたいな動きができる。
生後三か月ぐらいから首が座り、呼吸を止めてしっかり嚥下することが可能になる。
このおかげで固形も飲み込むことができるようになる。
首が座るということは骨格や筋肉がしっかりして、重力に耐えることができることを意味します。
つまり、ただ飲み込むことができるかどうか、ではなくてどのような姿勢をしているのかも大事だったりします。
口呼吸は話すことができる人間の特徴
でもそうなると人間の正しい成長が取れなくなる
鼻呼吸で生活するようにしよう!と働きかけましょう。
ではどういう弊害があるのか?
口呼吸になると大前提として、
・唇が閉まりにくい
・舌の位置が低い
となります。
上あごの歯並びは舌の位置によって成長が全然変わります。
パッと見て、狭いなと感じる歯並びの子は舌の位置が低い可能性が高いです。
唇が閉まらなければ、歯を圧迫するものがない為
前に出てきます。
➡出っ歯のような状態になります。
姿勢としては、足裏をしっかり地面につけた姿勢が大切です。
猫背のような状態になると、鼻で呼吸するのは難しくないですか?
勝手に口が空いてしまいませんか?
座った時も、足を投げ出しているような姿勢ではなくて、
膝より内側に足裏を持ってくるような座り方を意識させてあげましょう。
歩く時にべたべたと大きな足音がする → 姿勢の不良
チェアーの上で足先の向きが乱れている → 咬み合わせの不良
足をよく組むことがある → 咬み合わせの不良
背骨の湾曲を感じる → 姿勢の不良
うつむきがちな姿勢が多い → 姿勢の不良
唇や肌、粘膜部の乾燥 → 口呼吸の疑い
口角の高さの左右差 → 下顎の偏位
上下唇の大きさの差 → 口呼吸、嚥下の異常
分厚い唇 → 筋力の不足
タ、ナ、ラの発音障害 → 舌の挙上能力、舌小帯の付着
キ、シの発音障害 → 舌の動きがコントロールできていない
会話中、息継ぎする → 舌呼吸
飲み込むときの表情筋の収縮 → 異常嚥下の疑い
唾液が出ていない → 口呼吸
唾液が泡立っている → 異常な嚥下
舌苔の異常な付着 → 低位舌、口呼吸
前歯部のみの歯肉の付着 → 口呼吸