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こんにちは。
宝塚の近く、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治したり、子供の歯を治したり、矯正をしたりしています。
さて今回はちょっとびっくりなタイトルで書こうと思います。
よく患者さんに言われるのは、
「歯磨き頑張っているから大丈夫」
「歯磨きを頑張ればいいんでしょう?」
のような言葉です。
歯磨きが神様のような、絶対的なものとしてとらえている方は多いです。
では虫歯になる人は全員歯磨きをさぼっているのかといわれるとそういうわけではありません。
そして、虫歯ができにくい人全員、完璧な歯磨きをしているかといわれると、これもまたそういうわけではありません。
歯磨きをしても虫歯の予防になっていない可能性があると言うことです。
予防効果の少ない行為に精力を注ぎすぎて疲れていませんか?
頑張って歯を磨いていても虫歯になり歯科医院でもっとがんばって磨きましょうと言われて辛い思いをしていませんか?
オフィスホワイトニングの金額や手順など|しらやま歯科クリニック|仁川駅すぐ!日曜日もやっている優しい歯医者さん (shirayama-shika.com)
実はWHO(コロナで有名)やFDA(アメリカの厚労省?のような)では虫歯の予防方法として推奨度が高い物は
1フッ素
2糖質制限
となっています。歯ブラシやフロス、歯間ブラシは虫歯の予防法としての推奨度は低くなっています。
ちなみに世界的に権威のあるシステマティックレビューというものがあるのはご存知でしょうか?
エビデンスの評価として信頼のできるシステマティックレビューにおいては、細菌をこすり取る行為に対する虫歯予防の効果は低い評価になっています。
日本では、あんなに歯を磨けという教育がなされているのに…
世界的に見たら…
なんだかがっかりする事実です。
なぜこういう結果になるのかというと、虫歯のなりやすさは個人差が非常に大きく、それを決める要因は多岐にわたり全てを改善する事は不可能です。
そのためこれをやれば絶対に大丈夫という物はありません。
しかし、その中で効果が高いとされているものがフッ素の使用と糖質制限になります。
フッ素の濃度は高いほど良いという訳でもありませんし、糖質制限には正しい知識が必要になります。
糖質と一言でいっても、いろいろありますからね。
キシリトール、スクロース、トレハロール…
もちろん、歯磨きに関してネガティブな情報を書いていきましたが、しなくてもいいというわけではありません。
歯磨きをしないとやっぱり大変なことにはなります。
でも、歯磨きだけではダメなんだということを感じていただけると幸いです。