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しらやま歯科クリニック

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子供が一人で診療室に入るのはいつぐらいから??

こんにちは。

宝塚の近く、西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。

虫歯を治したり、子供の歯を治療したり、矯正をしたりしています。

急に寒くなってきましたね!ついこの間まで秋のお話を患者さんとしていたのにあっという間に冬になってしまいそうですね。

さて今回は、【子育て】に関する記事を書いていこうと思います。

自分の娘をこのまえ皮膚科に連れて行ったのですが、何歳になったら一人で診察を受けるべきなんだろうか?と疑問に感じました。

実は歯科では、「○○歳になったら一人で診察室に入ろう」と勧めている部分がありますのでそのあたりについて書いていこうと思います。

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みなさん、「母子分離」という言葉をご存知でしょうか?

漢字の通りだと、お母さんと子供を引き離すことを言います。

これは医療のなかではよくある言葉の一つです。

なんだか怖い、厳しい、いろいろと反感を買いそうな言葉ですよね。

でもお子さんの成長にとても大事なことなんです!

歯科治療では、できるだけお子さん1人での治療が望ましいとされています。

お母さんやお父さんがそばにいると、安心するというメリットはもちろんあるのですが、甘えてしまって頑張れない子が多いのです。

先生の方を一回も見ずに、全ての話をお母さんから聞こうとする場面に出会ったことはないですか?

基本的に日本人は人見知り気質なので、あまり知らない人は子供の時から苦手なんでしょうね。

一般的には

2歳まで→一緒がいい

3〜4歳→必要があれば母同席

5〜6歳→同席は不要

とされています。

改めて…

お子さん1人で、治療を受けることが良いとされている理由はたくさんあります。

一番重要なことは、本人のやる気です。

歯科治療(むし歯の治療)では、タービン(歯を削る機械)や、薬液など、一般の方が触れてはいけない危険なものがたくさんあります。

それなのに、むし歯の治療は、はやく進めた方がいい場合もあります。

そのためには、お子さんが「できるだけ動かずに治療を受ける」ことが大切です。

むし歯の治療で一番危険なのは、身体やお顔が動いてしまうことです。

お子さん自身が、「この先生となら(このお姉さんとなら)、がんばってみよう!」と思うことがとても大切です。

そのためには、お子さんと先生(スタッフ)との信頼関係がなければ成立しません。

患者さんとの信頼関係は、治療や定期検診での会話などで少しずつ、つくっていくものです。

歯科医院に連れてくる保護者の方々は、「むし歯の治療をはやく進めてほしい!」と治療をすることばかりに目を向けがちです。

しかし、ご自身が歯科医院だけでなく、他の病院に行くときにはどうでしょう。初めて行った病院でまず、ここは良い先生かな?希望の治療をしてくれるかな?…なんてことを考えませんか?

お子さんも同じです。お子さんの場合、ここはどこだろう?何をするところなんだろう?から始まります。

そこから信頼関係をつくっていくには、大人の方より時間がかかります。

定期検診などで、保護者の方が同席されている場合、スタッフがお子さんに「今、何歳なの〜?」と聞くと、同席されている保護者の方が「○歳だよね〜!」、「ほら、お姉さんが聞いてるよ、○歳でしょ!」など、お答えいただくことが本当に多いです。

それはそれで盛り上がるので、楽しいのですが…(笑)

スタッフとお子さんの会話に、保護者の方であろうと、他の方が入ってしまうのは、お子さんが自発的にお話するタイミングを奪っていることになります。

私たちは、お子さんがリラックスできるよう何気ない会話からして、お子さんに答えていただきたいのです。

こうしたことの積み重ねで、お子さんは、自分→保護者→スタッフという形でなければいけない、そうでないとスタッフに気持ちが伝わらないと自然に思ってしまい、保護者の方が一緒じゃないと歯医者は嫌だ、こわいと思い込んでしまうことにもつながってしまうのではないかと考えております。

ただ西ノ宮、宝塚、仁川のこのあたりでは、しっかりしたお父さんお母さんがとても多く、子供にひとりでやるように指図したり、自分のことは自分できちんと伝えるように促したり…。

素晴らしいなと毎日思います。

先ほど書いた、一人で診療室に入る指標はあくまで指標なので、きっちり従う必要なんて全くありません。

あくまでも子供一人にやらせるということが、歯科医院の中でもとても成長に関して大切だよ、というのが言いたかったって感じです。

理想的ではありますが、子供が「なぜ今、この治療が自分には必要なのだろうか?しんどいけど頑張らないといけないのだろうか?」ということを理解したうえで接していくことを目指していきます。

子供って思っているより、十分大人だなと子育てをしていて痛感します。

子供を子供たらしめているのは、もしかしたら周りの大人なのかもしれませんね。

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