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こんにちは。
宝塚市の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治療したり、子供の歯を治したり、矯正したりしています。
さて、今回は患者さんからよく聞かれる質問シリーズです!
その質問とは、
「いつから歯磨き粉を使えばいいんですか?」
というものです。
お子さんがいらっしゃる家庭であれば、
一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?
しかも最近では歯磨き粉の種類もかなり多いので、より迷ってしまう原因になっていると思います。
今回はこの疑問を解決すべく、いろいろ書いていこうと思いますので、今小さいお子さんがいらっしゃる方はぜひ最後まで読んでくださいね!
これはもちろん歯磨き粉を使うことで、
虫歯になりたくない、ならせたくないからですよね。
確かに、離乳食が進むと虫歯の心配があります。歯周病の心配は小さいときにはありませんが、
その一方で、
などの疑問もあるでしょう。
ここでは、歯磨き粉を使い始める年齢や歯磨き粉の選び方などを詳しく解説していきます。
離乳食が始まったお子さんをお持ちのママ、パパはぜひ読んでくださいね。
歯磨き粉の使い始めは、「歯が生え始めたらすぐ」が正解です。
日本口腔衛生学会フッ化物応用委員会がまとめた『フッ化物局所応用実施マニュアル』でも「生後6か月ごろの歯が生える時期から使用できる」としています。
生え始めの歯はとても柔らかく、離乳食が始まって食べカスなどがお口の中に残っていると虫歯になりやすくなります。
フッ素には、
という働きがあり歯を強くしてくれるため、歯が生え始める生後6〜9ヶ月ごろから歯磨き粉を使い始めれば、虫歯に強い歯にすることができますよ。
赤ちゃん用の歯ブラシと一緒に使いましょう。
はじめて歯ブラシを使う際、
赤ちゃんは口の中に急に硬いものが入ってくるとびっくりしてしまいます。
日頃からお口の周りを優しくつついたり、布でお口の中を拭ってあげたりすると
お口を触られることに慣れて歯ブラシもすんなりと受け入れやすくなりますよ。
子どもの歯磨き粉を選ぶときには、注意しなければならないことがあります。
この4つです。詳しく説明していきますね。
子どもの歯磨き粉は、赤ちゃん用、子ども用などがありますね。
気をつけたいのは歯磨き粉のフッ素濃度です。
▼年齢に対応したフッ素濃度
0〜5歳まで ・・・フッ素濃度500ppm以下
6〜14歳まで・・・フッ素濃度1000ppm
15歳以降 ・・・フッ素濃度1000〜1500ppm
上記は、厚生労働省が示す年齢別の効果的な歯磨き剤のフッ素濃度です。
適応量以上の物を使うと、歯の表面がまだらになるフッ素症などになるリスクがあります。
歯磨き粉を選ぶ時は、
商品の裏などに表示されているフッ素濃度や、適応年齢を確認しましょう。
子どもの歯磨き粉は
発泡剤が入っていないジェルタイプがおすすめです。
子どもはうがいがまだ上手にできない、
あるいはまったくできない状態で歯磨きをします。
そのため途中でうがいすることができず、
お口の中がすぐに泡でいっぱいになってしまいます。
大人は発泡剤入りのほうが
歯磨きした感じがして満足感がありますが、子どもの歯磨き粉を選ぶ際には発泡剤なしのジェル歯磨きを選びます。
子ども用の歯磨き粉は研磨剤が入っていないものを選びましょう。
大人用のほとんどの歯磨き粉には、
パウダー状にした研磨剤が入っています。
しかし、子どもの歯はまだとても柔らかく、表面のエナメル質も薄いため、
研磨剤が入っていると歯の表面が削れて虫歯になりやすくなります。
子ども用歯磨き粉には研磨剤は入っていないことが多いですが、
「研磨剤フリー」と記載のあるものやジェル歯磨きを選ぶのが良いでしょう。
子ども用の歯磨き粉を選ぶ時は、
添加物や着色料が入っていないものを選びましょう。
歯磨きに慣れていない赤ちゃんや、
うがいが上手にできないお子さんは、
歯磨き粉を飲み込んでしまうことがあります。
その際、着色料、香料などの添加物が入っていると、体への影響が心配ですね。
最近では食品由来の子ども用歯磨き粉なども見かけます。
添加物が入っていない歯磨き粉なら安心ですよ。
歯磨き粉にはフッ素が入っていますね。
以前、フッ素の体への害が問題になったので、「飲み込んでも大丈夫なの?」と心配する方もいます。
しかし、子ども用歯磨き粉に含まれるフッ素は、万が一飲み込んでしまっても体に害がない濃度なので安心です。
ただし、誤ったフッ素濃度のものを使うと先程お伝えしたように
フッ素症になるリスクがあるので、
歯磨き粉の選び方には十分に注意しましょう。
しらやま歯科クリニックでは検診の中で、ご希望の方にお子様の年齢に合わせた
歯磨き粉選びのお手伝いもさせていただいています。
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