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こんにちは。
宝塚市の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治したり、子供の歯を治療したり、矯正したりしています。
さて、今回は乳歯の話。
乳歯はもちろん子供の時に生えている歯のことですよね。
言い換えると、人生で初めて生える歯のことになります。
これぐらいのことは当然みなさんご存じだと思います。
では問題です。
乳歯は何本あるでしょうか?
…
…
…
正解は『20本』でした!
なかなか正確に答えられた方は少ないのではないでしょうか?
では大人の歯は何本でしょうか?
…
…
…
正解は『28本』です!
これもまた正確に答えられた人は少ないのではないでしょうか?
乳歯とは、子供の時に生えている歯のことです。
子供の成長にとって、乳歯の発達はとても重要な過程となります。
今回は、子供の歯の健康を守るために乳歯の基礎知識についてご紹介していきます‼️
乳歯が生えると食べ物を噛むことができるようになり、
もちろん、栄養素の吸収を助けます。
また、よく噛むことで顎が発達して顔の形も整います。
噛むという刺激は成長にとても重要で、
脳や神経の伝達の成長にもかかわるといわれています。
ファーストフードのような柔らかいものだけでなく、
和食のような歯ごたえのあるものを噛むことも
大切ですね。
乳歯のおかげで舌を正しい位置に置けるようになり、
上手く発音できるようになります。
この舌の位置、というのがとても大切で、
舌が内側から外側に歯を押すことで歯並びができます。
つまり舌が正しい位置にないときれいな歯並びはできないということです。
食べることだけなく言葉を話すことにも役立つのです!
生え変わりの時期になると、乳歯の根の部分が吸収されます。
そうすることで自然と抜け落ち、
永久歯が正しい位置に生えてこられるように誘導してくれるのです。
乳歯が抜けてくれないと、
永久歯が生える場所がないですから
適切な時期に適切に抜けてくれることが大切です。
しかし、無理に乳歯を抜く必要は決してないことも
同時に覚えておいてくださいね。
生後6か月頃に下顎から可愛い前歯が生え始めます。
前歯が生えてきたら歯ブラシを使ってケアを始めましょう。
この時期は“歯を磨く”ということよりも、歯みがきに慣れるために行うものですので
お子さんの機嫌がいい時に行ってみてください。
ブラシを使うことがベストですが、
棒を口に入れることが怖ければ、ガーゼなどで拭くのでも問題ありません。
前歯が4本生えそろうと、奥歯が顔を出します。
このころには可能な限りブラシを用いたほうがいいでしょう。
ただ、やっぱり磨くのではなくて楽しく遊ぶ…という感覚でオッケーです。
1歳6か月頃には、奥歯が4本生えそろい、
今度は犬歯が顔を出し始めます。
2歳半から3歳頃に乳歯最後の奥歯が生えてきて、
20本全て生えそろいます。
ここまでの歯が生えてくる流れの中で、
最も虫歯になりやすいのは上の前歯の歯と歯の間です。
ここの清掃はちょっとだけ神経質に、
頑張って行っていきましょう。