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【まとめ編】噛むと痛い原因は「年齢ごとにちがう」?~痛みの裏にあるお口の変化とは~
こんにちは。兵庫県西宮市仁川町の「しらやま歯科クリニック」の白山です。
これまでのブログシリーズでは、「噛むと痛い」という症状を年代別に取り上げてきました。
実は、同じ“噛むと痛い”でも、年代によって原因はまったく異なることがあります。
今回は、その総まとめとして、各年代に多い原因と、今後の予防・対策についてお話します。
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40代は、仕事や家庭で忙しく、歯の痛みを後回しにしてしまいがちです。
この年代で多いのは「神経の炎症」や「根っこの再感染」。
特に、昔治療した歯の中で細菌が再び繁殖するケースが目立ちます。
▶ 詳しくはこちら → 【40代編】「神経の炎症が原因だった」
対策ポイント:
– しみる・噛むと痛い症状を放置しない
– 定期的なレントゲンチェックで根っこの状態を確認
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50代になると、過去の治療跡が寿命を迎える時期です。
特に、金属の被せ物や古いセメントが劣化して「隙間から細菌が侵入」し、噛んだときに痛みが出ることがあります。
また、歯の根にヒビが入る「歯根破折」も増えてきます。
▶ 関連ブログ:【50代男性編】噛むと痛い原因は「被せ物のずれ」だった
対策ポイント:
– 古い治療箇所の再チェック
– 咬み合わせや歯ぎしりの管理(マウスピース活用)
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60代は、歯ぐきのボリュームが減り、歯が少し長く見えることもあります。
この状態で噛むと、歯根膜(歯のクッション部分)に炎症が起きやすくなります。
また、歯周病が静かに進行して、支える骨が減るケースも多いです。
▶ 関連ブログ:
【60代女性編】噛むと痛い原因は「歯ぐきのやせ」と「かぶせ物のずれ」だった
【60代男性編】噛むと痛い原因は「歯周病の進行」だった
対策ポイント:
– 定期的な歯周病検査
– 噛んだときの違和感は早めに相談を
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70代以降は、噛む力や筋肉バランスが変わります。
それにより、今まで合っていた入れ歯やブリッジがズレることも。
「噛むと痛い」と感じたとき、それは“合わなくなっているサイン”かもしれません。
▶ 関連ブログ:【70代女性編】噛むと痛い原因は「入れ歯のズレ」と「歯ぐきのやせ」だった
対策ポイント:
– 入れ歯の定期調整(半年に一度が理想)
– 噛むバランスを定期的に確認
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しらやま歯科クリニックでは、訪問歯科診療も行っています。
「歯が痛いけど、通うのが大変…」
「入れ歯が痛くて噛めない…」
そんなときは、ぜひお気軽にご相談ください。
👉 訪問歯科診療のご案内はこちら
※西宮市仁川町・宝塚市・甲東園エリアに対応しています。
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「噛むと痛い」という一言にも、年代ごとに原因が違います。
大切なのは、“その人の今の状態”に合った診断とケア。
違和感を感じたら、無理せず早めの受診をおすすめします。
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しらやま歯科クリニック
兵庫県西宮市仁川町
地域密着で「通える方も、通えない方も」支える歯科医院です。