【第24回】マイオブレース治療中の食事・飲み物の注意点
こんにちは。西宮市仁川町の「しらやま歯科クリニック」院長・白山です。
今回は、マイオブレース治療中のお子さんが気になるテーマ、
「食事・飲み物の注意点」についてお話しします。
マイオブレースは、ワイヤーを使わない矯正装置で、
お口の機能改善を中心に歯並びを整えていく治療です。
そのため、装置そのものよりも、使い方や生活習慣が結果に大きく影響します。
◆ 1. 装置は食事中に外す
マイオブレースは、就寝中やトレーニング時に使用するのが基本です。
食事中は外すことをおすすめしています。
- 食べ物のカスが装置に残ると、虫歯や口内炎の原因になる
- 装置が噛み合わせに干渉してしまうことがある
- 硬いものを噛むと装置が破損する可能性がある
食事後は、装置を水洗いして清潔に保つことが大切です。
◆ 2. 飲み物の注意点
装置を装着したまま飲んでもよいものと、避けた方が良いものがあります。
飲んでもよいもの
- 水
- 無糖のお茶(緑茶、麦茶など)
避けた方がよいもの
- ジュースや炭酸飲料(糖分で虫歯リスクが上がる)
- 乳製品の甘い飲み物(加糖ヨーグルトドリンクなど)
- 着色の強い飲み物(コーヒー、紅茶、スポーツドリンクなど)
特に糖分の多い飲み物は、装置の隙間に入り込むと虫歯リスクが高まるため注意が必要です。
◆ 3. 装置を外す・入れる時の習慣づくり
食事や飲み物のたびに、装置を外す習慣をつけると、衛生面でのトラブルを防げます。
- 食事の前に「装置を外す」ルーティンを作る
- 食後は装置を水で軽く洗う
- 装置は専用ケースに入れて保管
この習慣がつくと、お子さん自身で管理できるようになり、治療効果が安定しやすくなります。
◆ 4. 間食のポイント
マイオブレース期間中でも、間食を完全に禁止する必要はありません。
ただし、間食の内容とタイミングに注意することが大切です。
- 甘いものを食べたら、必ず歯磨きする
- ダラダラ食べず、時間を決めて食べる
- 間食後すぐに装置を入れない(歯磨き後に装着)
このちょっとした工夫で、虫歯リスクを大きく下げることができます。
◆ まとめ:食事・飲み物の習慣が治療のカギ
マイオブレース治療で大切なのは、装置の使用時間だけではなく、
日常生活の習慣も大きく影響します。
ポイント
- 食事中は装置を外す
- 糖分・着色飲料を控える
- 装置の取り外し・洗浄の習慣をつける
- 間食は時間を決め、歯磨きを習慣化する
これらのポイントを守ることで、マイオブレース治療の効果を最大限に引き出せます。
当院では、お子さんの性格や家庭環境に合わせて、無理なく続けられる食事・生活のアドバイスも行っています。
「うちの子、食事で気をつけることは?」と迷ったら、ぜひ一度ご相談ください。
