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【小児矯正シリーズ第二回目】小児矯正したほうがいいサイン12選|家でできる歯並びチェックリスト






小児矯正したほうがいいサイン12選|家でできる歯並びチェックリスト

【第2回】小児矯正したほうがいいサイン12選|家でできる歯並びチェックリスト

「うちの子、矯正した方がいいのかな?」
「歯並びが心配だけど、どこで判断すればいいの?」
そんな保護者の方から、毎日のように相談をいただきます。

今回は、家でできる“歯並びチェック12項目”をまとめました。
早期発見は、後の歯並び・噛み合わせ・見た目に大きく影響します。
ぜひ、お子さまの口元を見ながら確認してみてください。

まず結論|早期発見がもっとも大切です

永久歯が生えそろう前の時期は、顎の成長を正しく誘導できる貴重なタイミングです。
問題に早く気づくほど、負担の少ない矯正が可能になります。

小児矯正したほうがいい“見た目のサイン”7つ

① 永久歯のガタガタ(叢生)

歯が重なって生えている状態です。スペース不足が原因であり、成長期に広げることで改善しやすい特徴があります。

② 出っ歯傾向(上顎前突)

上の前歯が大きく前に出ている状態です。口呼吸や指しゃぶりが原因の場合もあり、放置するとさらに悪化することもあります。

③ 受け口(反対咬合)

下の歯が前に出るタイプの咬み合わせです。成長とともに悪化しやすく、早期の介入が非常に重要です。

④ 前歯が閉じない(開咬)

前歯が噛み合わず、上下にすき間が空く状態です。舌の癖や指しゃぶりの影響が大きい傾向があります。

⑤ 前歯だけ強く当たる(過蓋咬合)

下の前歯が上の前歯に深く隠れてしまう噛み合わせです。歯のすり減りや顎関節への負担につながります。

⑥ 歯の真ん中がズレている(正中偏位)

上下の前歯の中心がずれている状態です。頬杖・噛み癖・舌の癖が原因のことも多く、成長期であれば改善しやすいです。

⑦ 歯が生えるスペースが少ない・遅い

永久歯の萌出が遅い、明らかに狭いなどは注意が必要。顎の発育不足が隠れている場合があります。

気づきにくい“クセのサイン”5つ

⑧ 口呼吸

いつも口が開いている、寝ているときに口がポカンと開いている場合は要注意。歯並びだけでなく全身の健康にも影響します。

⑨ 舌の癖(舌突出)

飲み込むときに舌が前に押し出される癖です。開咬や出っ歯の原因になります。

⑩ 頬杖の習慣

片側ばかり頬杖をつくと、顎の成長バランスが崩れ、歯列のゆがみにつながります。

⑪ 指しゃぶり

5歳以降の指しゃぶりは、歯並びや顎の発育に明らかな影響があります。開咬・出っ歯の原因になりやすいです。

⑫ 猫背・姿勢の悪さ

意外ですが、姿勢は歯並びと深く関係しています。猫背は舌の位置を下げ、口呼吸の習慣につながります。

受診の目安|すぐ相談すべきケース

  • ① 受け口(反対咬合)が見られる
  • ② 前歯が全く噛み合わない
  • ③ 永久歯が異常に遅れている・変な方向に生えている
  • ④ 顎の左右差が大きい

これらは早めの相談をお勧めします。
成長中の今しかできない治療も多いためです。

家でできる“歯並びセルフチェック表”

以下の12項目のうち、3つ以上当てはまる場合は要注意です。

  1. 歯がガタガタしている
  2. 出っ歯気味
  3. 受け口
  4. 前歯が閉じない
  5. 前歯が深く噛み合う
  6. 歯の真ん中がズレている
  7. 永久歯の生えるスペースが狭い
  8. 口を閉じていられない
  9. 舌を前に押し出す癖がある
  10. 頬杖をよくする
  11. 5歳を過ぎても指しゃぶりが残る
  12. 姿勢が悪く猫背

まとめ|“治療”より“気づくこと”が大事

小児矯正で最も大切なのは、「早く気づくこと」です。
お子さまの歯並びやクセを知るだけでも、将来の矯正の必要度が大きく変わります。

しらやま歯科クリニックの小児矯正相談について

当院では、無理な矯正の押し付けは一切していません。
まずは、現在の歯並びの状態・クセ・成長のバランスを丁寧にチェックします。
「今は経過観察でOK」というケースも多くあります。

気になるサインがあれば、お気軽にご相談ください。


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