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小児矯正と一言でいっても、実は「取り外し式」と「固定式」の2つの方法があります。
保護者の方からはよく、
といったご質問をいただきます。
今回はその違いを、できる限りわかりやすくまとめました。
小児矯正のポイントは、「顎の成長を正しく育てること」。
どの装置が良いかは、お子さまの歯列やクセ、年齢によって変わります。
✔ 顎を広げたいのか
✔ 歯の傾きを整えたいのか
✔ 舌・口呼吸などのクセを改善したいのか
目的によって最適な装置が変わるため、まずはその違いを理解しておくことが大切です。
→ 取り外し式(拡大床)がおすすめ
成長期の子どもには、顎の拡大が非常に効果的です。
→ プレオルソやムーシールドなどの機能的矯正装置
早期に使用することで顎の成長方向を整えやすくなります。
→ 固定式矯正が適している
より正確な歯のコントロールが必要になります。
→ 固定式の方が現実的
取り外し式は「つけ忘れ」によって効果が落ちてしまいます。
軽度〜中等度のケースは可能です。ただし、最終的に固定式が必要になることがあります。
最初の数日だけ違和感がありますが、ほとんどの子が慣れます。現在はワイヤーも細く痛みはかなり軽減されています。
基本は1日14〜16時間が目安。寝る時間を含めると無理なく達成できます。
小児矯正は、大人の歯並び矯正とはまったく別物です。
成長途中の顎や筋肉の問題を改善することで、自然と歯が並びやすい環境を作ることができます。
取り外し式・固定式どちらも優れた方法であり、「どれが合っているか」はお子さま一人ひとりで異なります。
当院では、装置ありきの治療ではなく、まず「成長の状態」「クセ」「顎の発育バランス」を詳しく確認します。
その上で、最小限の負担でベストな方法をご提案しています。
お子さまの歯並びやクセが気になる方は、いつでもご相談ください。