【第1回】歯ぐきから血が出る…それ、歯周病のサインかも?
こんにちは。
兵庫県西宮市仁川町のしらやま歯科クリニックの白山です。
歯磨きのときに歯ぐきから血が出た経験はありませんか?
「少し血が出るくらい大丈夫」と思って放置してしまう方も多いですが、これは初期の歯周病のサインかもしれません。
🦷 歯周病とは?
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起こる病気です。
初期段階では自覚症状が少なく、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
歯周病は「歯ぐきの健康」を失わせるだけでなく、進行すると歯がぐらつく・抜ける原因になり、口腔内の機能や見た目にも影響します。
歯周病の原因
- 歯垢(プラーク)や歯石:細菌が歯ぐきに炎症を起こす
- 生活習慣:喫煙、偏った食生活、ストレスなど
- 全身疾患:糖尿病や免疫力低下なども歯周病のリスクを高める
- 加齢:年齢とともに歯ぐきの抵抗力が低下
💡 歯周病の初期症状
歯周病は進行段階によって症状が変わります。早期発見が予防のポイントです。
- 歯磨き時の出血:軽い歯ぐきの出血が初期のサイン
- 歯ぐきの腫れや赤み:健康な歯ぐきはピンク色で引き締まっています
- 口臭:歯周病菌による口臭が出ることがあります
- 歯の動きや違和感:進行すると歯がぐらついたり、かみ合わせが変わることも
このような症状がある場合は、早めに歯科でチェックすることが重要です。
🏠 家庭でできる予防・ケア
初期の段階であれば、日常生活の工夫で歯周病の進行を防ぐことができます。
- 正しい歯磨き:朝晩2回、2分以上かけて丁寧に磨く。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも活用
- うがい・洗口:食後に水で口をゆすぐことで細菌の繁殖を抑える
- 食生活の見直し:糖分の摂りすぎを控え、カルシウム・ビタミン豊富な食品で歯ぐきを強くする
- 禁煙・生活習慣の改善:喫煙や睡眠不足は歯周病のリスクを高めます
🪥 歯科で行う治療・定期ケア
家庭でのケアだけでは改善しにくい場合は、歯科での専門的な治療が必要です。
- スケーリング・ルートプレーニング:歯垢や歯石を取り除き、歯ぐきの炎症を抑える
- 歯周ポケットの管理:歯周病の進行を抑え、歯を支える骨を守る
- 定期的なクリーニング:半年に1回程度、歯科でチェックとクリーニングを受けることで進行を防ぐ
- 訪問歯科での対応:通院が難しい方でも、自宅や施設でクリーニングや相談が可能
家庭でのセルフケアと歯科での定期ケアを組み合わせることが、歯周病予防の鍵です。
💡 まとめ
- 歯磨き時の出血や歯ぐきの腫れは、初期の歯周病のサイン
- 家庭での正しい歯磨き・デンタルフロス・生活習慣改善で進行を防ぐ
- 定期的な歯科クリーニングや訪問歯科でのケアが歯ぐきを守る
- 早期発見・早期対応が歯周病予防の最も効果的な方法
歯周病は自覚症状が少なく、知らないうちに進行することがあります。
少しでも気になる症状がある方は、ぜひしらやま歯科クリニックにご相談ください。
しらやま歯科クリニック
兵庫県西宮市仁川町
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外部参考:日本歯科医師会|国民生活センター