【第5回】マイオブレース治療のスケジュールは?通院頻度・期間・ステップをわかりやすく解説
マイオブレース治療を検討される保護者の方から、
「どれくらい通う必要がありますか?」
「治療は何年くらい続くの?」
といった質問をよくいただきます。
今回は、西宮市仁川町のしらやま歯科クリニックでも採用している
マイオブレース治療の“リアルなスケジュール”について詳しく解説します。
◆ マイオブレース治療の全体イメージ(5〜10歳)
マイオブレースは以下の3つのステップで進みます。
- 原因を改善するトレーニング期(約6〜12ヶ月)
- 歯が並ぶ土台作り期(約12〜24ヶ月)
- 仕上げと安定期(約6〜12ヶ月)
一般的には2〜3年の長期的な治療になります。
ただし、歯を無理に動かすのではなく
お口周りの機能を整えて自然に成長を誘導する治療のため、このくらいの期間が必要です。
◆ 月1回の通院で着実にステップアップ
マイオブレース治療では、基本的に月1回の通院が必要です。
毎月の診察では次のようなことを確認します。
- 正しい舌の位置(スポット)を保てているか
- 口呼吸から鼻呼吸へ変わってきているか
- 唇が自然に閉じているか
- 飲み込み方が改善しているか
- トレーニングが習得できているか
- 現在のマウスピースが適切かどうか
小さな改善でも毎月積み重ねていくことで、
「気づいたら口元が変わっている」という結果につながります。
◆ 治療ステップ(3段階)をくわしく解説
【STEP1】呼吸と舌の位置を改善する時期(約6〜12ヶ月)
まずは歯並びが悪くなる原因を改善します。
とくに 舌の位置・鼻呼吸・唇の閉じる力 の3つが最も重要です。
この時期は「歯が動く」という目に見える変化は少ないですが、
後の歯並び改善を大きく左右する土台作りの期間です。
【STEP2】歯が並ぶスペースを作る時期(約12〜24ヶ月)
舌と呼吸の改善が進むと、自然に上顎が横に広がり、歯が並ぶスペースが生まれます。
そのためこの時期には歯が整ってくるお子さまが多いです。
しらやま歯科クリニックでも「前歯が揃ってきた!」「横顔が変わった!」と変化を実感されるご家庭が増えるのがこの段階です。
【STEP3】仕上げと安定の時期(約6〜12ヶ月)
最後は、改善した習慣を定着させる期間です。
ここがしっかりできていないと、せっかく良くなった歯並びが後戻りしてしまいます。
特に「飲み込み方(嚥下)」の癖は戻りやすいため、丁寧にトレーニングしていきます。
◆ 自宅での取り組み時間はどれくらい?
自宅での取り組みは、基本的に
・夜の装着(就寝時)
・10〜15分のホームトレーニング
の2つです。
忙しいご家庭でも続けやすく、習慣化しやすいように設計されています。
◆ よくある質問(保護者さまより)
Q1. 途中でやめたらどうなりますか?
トレーニングが途中で止まると、改善した習慣が崩れてしまうことがあります。
できるだけ毎月の通院+ご家庭での習慣をセットにするのが成功の鍵です。
Q2. 部活や習い事が忙しいのですが大丈夫?
「夜だけ」の取り組みが中心なので、部活が忙しいお子さまでも問題ありません。
続けやすいスケジュールを一緒に考えてサポートします。
Q3. どの段階で変化が出やすい?
多くのお子さまはSTEP2〜3で「歯の並び」「口元の変化」を実感します。
もちろん個人差はありますが、土台が整ってくると変化が加速します。
◆ マイオブレース治療を検討している保護者の方へ
「どれくらい通うの?」「いつから始めるのがベスト?」と迷われるかもしれませんが、
マイオブレースは5〜10歳がいちばん効果を出しやすい時期です。
西宮市仁川町のしらやま歯科クリニックでは、
お子さま一人ひとりに合わせた治療計画を作成し、無料相談も実施しています。
