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【50代女性編】噛むと痛い原因は「歯の神経の炎症」だった ~早めの治療で歯を守る~

【50代女性編】噛むと痛い原因は「歯の神経の炎症」だった ~早めの治療で歯を守る~

こんにちは。兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。
虫歯治療や入れ歯作製、訪問歯科まで、地域の皆さまのお口の健康を支えています。

今回は「噛むと痛いけど、虫歯は見当たらない」という50代女性・Eさんのお話です。
検査の結果、原因は歯の神経(歯髄)の炎症でした。早めの対応が歯を守る鍵になります。


🗣️噛むと痛いけれど、虫歯はない…?

Eさんは「右上の奥歯で噛むとズキッと痛む。でも歯医者で見てもらったら虫歯はないと言われた」と来院されました。
このケースは意外と多く、虫歯以外の原因で痛みが出ていることがあります。

当院で精密検査を行うと、歯の神経に炎症が起きているのが分かりました。
この炎症は放置すると神経が壊死し、最終的には歯を失うリスクがあります。


🔍原因:歯の神経の炎症(歯髄炎)

歯の神経が炎症を起こす原因は主に以下です:

  • 軽度の虫歯や古い詰め物からの細菌感染
  • 歯ぎしり・噛みしめによる歯の微細な亀裂
  • 歯周病の進行による神経への影響

50代前後は、歯の根元や詰め物の劣化で細菌が侵入しやすくなるため、噛むと痛む症状が出やすくなります。


⚡症状の特徴

  • 硬いものを噛むと痛む
  • 熱いものや冷たいものではしみることもある
  • ズキズキした痛みが一定時間続く

こうした症状がある場合、神経の炎症が進んでいるサインです。
早めに治療すれば、神経を守れる場合もあります。


🦷Eさんの治療:神経の保護と必要に応じた処置

Eさんの場合、炎症がまだ軽度だったため、神経を保護する薬の塗布と被せ物のやり直しで治療を行いました。
症状が進行している場合は、根管治療で神経を取り除く必要がありますが、早期発見により最小限の治療で済みました。

治療後は噛むときの痛みが軽減し、普段通り食事を楽しめるようになったとのことです。


💡予防のポイント:50代からの歯の神経を守る習慣

  1. 定期的な歯科検診:虫歯や古い詰め物を早期発見
  2. 正しいブラッシング:詰め物の周囲も丁寧に磨く
  3. 歯ぎしり・噛みしめの対策:ナイトガードで神経への負担を軽減
  4. 違和感を感じたら早めに相談:痛みが出る前の診察が大切

🌸まとめ:「噛むと痛い」は神経炎症のサインかも

50代になると、虫歯以外にも噛むと痛む原因が出てきます。
Eさんのように歯の神経の炎症が原因の場合、早期治療で神経を守れるケースがあります。

また、年齢が上がると【60代男性編:歯周病の進行による噛むと痛い症状】や、【70代女性編:入れ歯の不具合による噛むと痛い症状】のように、原因が変わってくることもあります。
年代ごとの特徴を理解して、早めの相談が歯を守る鍵です。

「噛むと痛い」「違和感がある」と感じたら、ぜひ早めにご相談ください。
通院が難しい方は、当院の訪問歯科サービスもご利用いただけます。


🏠しらやま歯科クリニック

兵庫県西宮市仁川町
虫歯治療・入れ歯・訪問歯科まで対応しています。
あなたの“噛める笑顔”をこれからも支えていきます。


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