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【80代男性編】噛むと痛い原因は「根っこの感染」だった ~歯を守る最後のチャンス~

【80代男性編】噛むと痛い原因は「根っこの感染」だった ~歯を守る最後のチャンス~

こんにちは。兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。
入れ歯作製や根管治療、訪問歯科まで、地域の皆さまのお口の健康を支えています。

今回は「噛むと痛いけれど、古い入れ歯や治療済みの歯は問題なさそう」という80代男性・Hさんのお話です。
原因は歯の根っこの感染(根尖性歯周炎)でした。早めの治療が歯を守る最後のチャンスになります。


🗣️噛むと痛い…でも表面の歯は健康?

Hさんは「右下の奥歯で噛むと痛むけれど、見た目は特に問題ない」と来院されました。
高齢になると、神経が死んでいる歯や古い治療痕の下で感染が進行することがあります。


🔍原因:根っこの感染(根尖性歯周炎)

根っこの感染は、以下のような原因で起こります:

  • 過去の虫歯治療や詰め物の隙間からの細菌侵入
  • 歯のひびや割れからの感染
  • 歯周病の進行に伴う根の炎症

感染が進むと、痛みだけでなく腫れや膿の排出も起こることがあります。


⚡症状の特徴

  • 硬いものを噛むと痛む
  • 咬むときにピリッとした鋭い痛みを感じる
  • 腫れや違和感がある場合も

この段階で早期に治療することが、歯を抜かずに守る鍵です。


🦷Hさんの治療:根管治療で感染を除去

Hさんの場合、まず感染部分を確認したうえで、根管治療(歯の根っこの中を清掃・消毒)を行いました。
その後、歯に被せ物を装着し、噛み合わせを調整しました。

治療後は噛むときの痛みが改善し、食事や会話も快適になりました。


💡高齢者が噛む力を守るためのポイント

  1. 定期的な歯科検診:古い治療痕や入れ歯のチェック
  2. 痛みや違和感を見逃さない:年齢が上がると症状が軽くても感染が進行
  3. 噛み合わせの維持:入れ歯や咬合調整で過剰な力を分散
  4. 訪問歯科の活用:通院が難しい場合でも自宅で治療可能

🌸まとめ:「噛むと痛い」は根っこの感染のサインかも

80代になると、古い治療痕や入れ歯周囲の歯に感染が起こりやすくなります。
Hさんのように、根っこの感染が原因の場合、早めの根管治療で歯を守ることができます。

年代別の症例として、【40代男性編:歯ぎしり・噛み合わせ】、【50代女性編:歯の神経の炎症】、【70代女性編:入れ歯の不具合】なども参考に、年齢ごとの原因を理解していただけます。

通院が難しい場合は、当院の訪問歯科サービスで感染チェックや必要な処置も可能です。


🏠しらやま歯科クリニック

兵庫県西宮市仁川町
虫歯治療・入れ歯・訪問歯科まで対応しています。
あなたの“噛める笑顔”をこれからも支えていきます。


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