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しらやま歯科クリニック

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もしキシリトールをワンちゃんが食べたら?

こんにちは。

宝塚市のとなり、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。

虫歯を治したり、矯正をしたり、子供の歯を治したりしています。

さて今回は“キシリトール”について書いていきたいと思います。

キシリトールと聞くと、甘い砂糖みたいなもの?という認識があるのではないかと思います。

実際、合成甘味料として砂糖といわれる甘さを担う調味料の代わりになるステキな食材です。

ただ、砂糖よりもいい点がたくさんあるのがこのキシリトールです。

一番は何といっても虫歯にならない!!

なりにくい、ではないのです。ならないんです。

すごくないですか?

簡単にいうと、甘いけれども分解したところでばい菌のえさになることはないから虫歯にならない。そういうことです。

しかも歯を補強する効果もあります。

こんないい調味料なんですが、残念ながらよくない点もあります。

では今からが本題です。前置きがいつも長くなってしまいます…(笑)

では、改めて…

キシリトールといえば、ガムやタブレットに使われている「むし歯予防の甘味料」として有名かと思います。

多量に食べるとお腹がゆるくなるという副作用的なものがありますが、ヒトにとっては基本的に安全です。

ところが先日、ペットのイヌがキシリトール入りのシュガーレスガムを20個ほど食べて死にかけた、というニュースがあったのをご存知でしょうか?

イヌにとってキシリトールは非常に有害な代物です。

昔、実家で飼っていたイヌが、誰かのハワイ土産に頂いた「マカダミアナッツ入りチョコ」を一晩のうちに1箱全部食べてしまうという暴挙に出て具合が悪くなったということがありましたが、キシリトール入りのガムで同じようなことをすると、それどころでは済まないということですね。

矯正歯科に関係するところでいえば、取り外しのできるマウスピースのような種類の装置は、外した後の置き場所を気を付けないとペットにかじられてダメにされる、ということがたまにあります。

取り外しのできる矯正装置は、普段見なれないということもあって、小さなお子さんにも注意が必要です。

今に始まったことではありませんが、子供とペットの手の届くところに置くものには気を付けたいですね。

人と犬はどちらも哺乳類ですが、やはり体の構造は全然違います。

人に良いモノでも、犬にとっては毒でした、みたいな話はそこら中に広がっています。

命を預かる以上は、そのあたりのケアまでしっかりやらなくてはいけませんね。

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