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しらやま歯科クリニック

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フッ素って安全なの?【パパママの不安にこたえます】

こんにちは。

宝塚市の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。

虫歯を治療したり、子供の歯を治したり、矯正したりしています。

 

 

さて、今回はフッ素の話

むし歯予防には『フッ素』がいいと聞いたことがあると思います。

ですが、フッ素の効果やなぜむし歯予防にいいのかはご存知ない方も多いのではないでしょうか?

 

また、フッ素って大丈夫?と不安なお母さん方もいると思います。

今回はそんなフッ素についてお話していきます。

 

フッ素って何??

私たちの身近な自然界にある元素の一つで、お茶や魚介類など多くの食品に含まれています。

特に、わかめの中に入っていることが業界の中では有名だったりします。

(なんの業界?笑)

 

そしてフッ素というものは、むし歯予防だけでなく、丈夫な歯や骨を作るために大切な役割をします。

フッ素の効果はなに?

では具体的に、フッ素の効果はいったい何でしょうか?

早速見ていきましょう。

 

①フッ素の助けで酸にとけた歯が再石灰化(修復)されるのが早くなる

②抗菌作用があるのでむし歯菌の活動を抑える

③フッ素の助けで再石灰化(修復)された歯は元の歯より丈夫になる

 

これらの3つが作用することによってむし歯の発生を防ぐことができます。

ちょっと難しい言葉が多かったと思いますが、

簡単に言うと【ばい菌を抑え込みながら、歯の弱ったところを今まで以上に頑丈にする】ってことです。

すごくないですか?

虫歯菌、涙目です。

フッ素の活用法

①フッ素配合歯磨き粉

フッ素配合歯磨き粉は年齢にあわせて適切な濃度があります。

以前は1000ppmが上限でしたが、現在では1450ppmの高濃度の商品も販売されています。

15歳以上の大人の方の場合1000ppm以上の歯磨き粉がおすすめになり

6才未満の子供には500ppm以下の子ども用歯磨き粉を使用してください。

例えばチェックアップジェルは味によって、350ppmもあれば950ppmもあります。

上記の数字を守らないと、オオゴトになるわけではありませんが守られたほうがベターです。

もし例えば強い数字の歯磨き粉を使ってしまったときには、フッ素症という歯の表面に白い斑点ができてしまうことがあるので注意してください。

 

フッ素配合歯磨き粉の年齢別使用量

年齢

使用量

フッ素濃度

歯が生え始め~2歳

少量(切った爪程度)

500ppm

泡状の場合1000ppm

3~5歳

5mm以下

500ppm

泡状の場合1000ppm

6~14歳

1㎝程度

約1000ppm

 

 

予防効果を十分に発揮させるためには、歯磨き粉を適正な量・濃度(上記表)を使い歯磨き後は

10~15mlの水で一回だけうがいします。その後1~2時間は飲食を控えることが効果的です。

うがいをしすぎて、せっかく歯に塗ったフッ素が取れないように気を付けようってことですね。

 

②フッ素塗布

歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が直接フッ素を塗布する方法で、乳歯や永久歯の生え始めの時期に対して行うのが最も効果的です。

また、成人や高齢者の方では歯の間や根元にできる虫歯に効果があると言われています。

年に数回継続的に塗布することをお勧めしています。

 

普段から歯磨き粉でフッ素をしっかり歯に塗っているもんね!という方!

歯科医院のフッ素を侮ることなかれ!

 

なんと9000ppm程度入った歯磨き粉を使用しています。

高濃度のフッ素をたまに塗るというのも、歯の修復にとっては必要です。

 

まとめると、【低濃度のフッ素を毎日塗りながら、高濃度のフッ素を3か月に一回程度塗る】というのがフッ素との付き合い方としてはベストだと考えます。

 

③フッ素洗口

比較的低濃度のフッ化ナトリウム溶液を歯磨き後に毎日または週一回お家でブクブクうがいを行います。

一回の使用量は、未就学児で5~7ml、小学生以上では10mlです。

4歳ぐらいから使用でき永久歯が生えそろう頃まで続けると高い予防効果が得られます。

 

 

 

フッ素の毒性

どんなに安全といわれているものでも大量に摂取した場合害を生じます。

フッ素も同じで誤った使用方法、使用量は害が起こることがあります。

害、というのは一言でまとめると【中毒】のことです。

正しい方法で使用すれば安全ですのでご安心ください。

まずは濃度と量を把握すること。

あと一番大切なのは、飲み込まないこと。

(もちろん、少しぐらい飲み込んでしまうのは大丈夫です。)

 

フッ素を使えば虫歯にならない!!フッ素を使えば虫歯が治る!!ということはありません。

毎日の歯磨きはもちろん定期的な検診もすごく大切になります。

フッ素をうまく使ってむし歯ゼロを目指しましょう!!

 

   

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