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しらやま歯科クリニック

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口臭対策シリーズ 第3弾:「歯磨き・舌磨きの正しい方法」

こんにちは。兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。虫歯を治したり、子どもの矯正をしたりしています。

「ちゃんと歯を磨いているのに、口臭が気になる…」
「舌磨きって本当に必要なの?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

口臭の予防には、やっぱり毎日のケアが基本です。ところが、自己流で間違った磨き方をしていると、逆に口臭を悪化させてしまうこともあるんです。

今日は、口臭対策としてとても大切な 「歯磨き」と「舌磨き」の正しいやり方 について、わかりやすくお話ししますね。


歯磨きの役割は「歯をきれいにすること」だけじゃない

歯磨きといえば「虫歯予防」のイメージが強いかもしれません。
でも実は、歯磨きは 口臭予防 にも直結しているんです。

口臭の大きな原因は「歯垢(プラーク)」や「歯周病の菌」です。
歯垢は、食べかすのように見えて実は細菌のかたまり。放っておくと菌がどんどん繁殖して、嫌なニオイを発生させてしまいます。

つまり、歯磨きは「歯を守ること」と同時に「口臭を防ぐこと」につながるんです。


正しい歯磨きのポイント

① 力を入れすぎない

ゴシゴシと強く磨くと歯ぐきを傷つけてしまい、逆に血や炎症で口臭が強くなることも。
鉛筆を持つくらいの力加減 がちょうどいいです。

② 磨く場所を意識する

意外と磨き残しが多いのは、

  • 奥歯の奥

  • 歯と歯の間

  • 歯と歯ぐきの境目

です。鏡を見ながら丁寧に当てると、磨き残しがぐっと減ります。

③ 時間は最低でも2~3分

「歯磨きしてるつもり」で30秒くらいで終わってしまう方、意外と多いです。
しっかり2~3分かけて、全体をまんべんなく磨いてあげましょう。

④ 歯間ケアも忘れずに

歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは落としきれません。
フロスや歯間ブラシをプラスすることで、口臭の原因をぐっと減らせます。


舌磨きは「やさしく」が鉄則

「舌が白っぽい…」「なんだか匂う気がする…」
そんなときに気になるのが 舌の汚れ(舌苔:ぜったい) です。

舌苔は細菌や食べかす、古くなった細胞のかたまりで、これも強い口臭の原因になります。

ただし、ここで注意!
ゴシゴシこするのは逆効果 です。舌を傷つけてしまい、かえって汚れがつきやすくなったり、味覚に影響することもあります。

舌磨きの正しいやり方

  1. 専用の舌ブラシを使う(歯ブラシでは強すぎる)

  2. 朝の歯磨きのときに、1日1回で十分

  3. 舌の奥から手前へ、やさしくなでるように2~3回だけ

  4. 力を入れすぎない

これだけでOKです。
「やりすぎない」「やさしく」が舌磨きのコツです。


やってはいけないNG習慣

  • ゴシゴシ力を入れすぎる歯磨き

  • 磨き残しが多い「ながら磨き」

  • 舌を毎日ゴリゴリこする

  • フロスや歯間ブラシを全く使わない

こうした習慣は、口臭を悪化させる原因になります。
「正しいケア」を身につけることが、一番の近道です。


プロに任せるケアも大切

セルフケアが大事なのはもちろんですが、どうしても磨き残しは出てしまいます。
歯科医院での定期的なクリーニングは、セルフケアでは落としきれない歯石や汚れをきれいにしてくれるので、口臭予防にも大きな効果があります。

「自分の歯磨きに自信がない」
「舌の汚れが気になる」

そんなときは、遠慮なく歯医者に相談してくださいね。


まとめ

  • 歯磨きは口臭予防に直結する

  • 力を入れすぎず、歯ぐきや歯と歯の間まで丁寧に

  • 舌磨きは「やさしく・1日1回」で十分

  • 定期的に歯科医院でクリーニングを受けると安心

口臭対策は、特別なことをする必要はありません。
「正しい方法」で「毎日コツコツ」が何より大切です。


しらやま歯科クリニックでは、歯磨きや舌磨きの方法を一緒に確認しながら、皆さんに合ったケアをお伝えしています。

「ちゃんと磨いてるつもりなのに…」という方も、ちょっとしたポイントを知るだけで口臭はぐっと減ります。

どうぞお気軽にご相談くださいね。
お口がスッキリすると、気持ちまで明るくなりますよ。

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