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こんにちは。兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。虫歯を治したり、子どもの矯正をしたりしています。
口臭対策シリーズも第8弾となりました。今回は「食生活と口臭」の関係についてお話しします。食べ物や飲み物、食べ方の習慣が、口の中の環境や唾液の働きに大きく影響し、結果として口臭につながることがあります。毎日の食生活を少し工夫するだけで、口の中も体も健やかになり、口臭を予防することができます。
口臭の原因は大きく分けて二つあります。
口の中の細菌が作る臭い
食べかすや舌苔、歯周病菌などが分解されて、揮発性硫黄化合物(VSC)などの臭い物質を作ります。
体の中から出る臭い
食べたものや栄養の偏りが、体の代謝や血液を通じて口臭に影響することがあります。
このうち、食生活はどちらにも影響します。口の中の環境を整え、体の代謝も整えることが、口臭対策に直結します。
口臭に影響しやすい食べ物・飲み物には次のようなものがあります。
にんにく・玉ねぎ・ニラなど香りの強い食材
食べると血液を通じて口臭として出ます。翌日まで残ることもあります。
アルコール
体内で分解される過程で口臭の原因物質が作られます。
飲酒によって口が乾燥し、細菌が増えやすくなるのも口臭の一因です。
糖質や炭水化物の多い食事
食後に口の中に残る食べかすが細菌のエサになり、臭いを作ります。
香辛料の強い料理
一時的に口臭が強くなります。
これらを食べること自体は悪くありませんが、食後のケアや量の調整が口臭予防には大切です。
一方で、口臭を予防・改善するのに役立つ食べ物もあります。
よく噛むことができる食材
繊維質の野菜や硬めの食材を噛むことで唾液の分泌が促されます。
唾液が細菌を洗い流し、口臭を抑える効果があります。
乳製品
ヨーグルトやチーズなどには乳酸菌が含まれ、口腔内の細菌バランスを整えるのに役立ちます。
緑茶やお茶類
カテキンやポリフェノールには抗菌作用があり、口臭を和らげる働きがあります。
水分補給
こまめに水を飲むことで口腔内が潤い、口臭の原因となる細菌の繁殖を防ぎます。
食生活は「何を食べるか」だけでなく「どう食べるか」も大切です。
よく噛むことを意識する
唾液が増え、口の中を自然に洗浄します。
食事時間が短いと唾液の分泌が少なくなり、口臭が強くなることがあります。
間食の内容に注意
甘いものをだらだら食べると、口の中に食べかすが長く残り細菌が増えやすくなります。
どうしても食べる場合は、食後に水で口をゆすぐだけでも効果的です。
アルコールやコーヒーの後は水を飲む
口が乾きやすい飲み物の後に水分補給をすることで、口臭の原因となる乾燥を防ぎます。
食生活の改善と合わせて、口の中のケアも欠かせません。
歯磨き
食後や寝る前に丁寧に磨くことで、口臭の原因となる食べかすやプラークを減らします。
舌磨き
舌苔に細菌がたまると口臭が強くなるため、優しくケアすることが大切です。
入れ歯の清掃
入れ歯を使っている方は、食後に取り外して洗浄すると、臭いの原因を減らせます。
食生活を工夫するだけでなく、これらのケアと組み合わせることで口臭はさらに改善されます。
食生活は口臭だけでなく、体全体の健康にも直結しています。
規則正しい食事
栄養バランスが整うことで唾液の分泌や口腔内の健康を維持できます。
水分補給
日中こまめに水を飲む習慣は、口腔内の乾燥予防にもつながります。
睡眠と運動
睡眠不足や運動不足は唾液の分泌を減らす原因となり、口臭にも影響します。
食生活だけでなく、生活全体を整えることが、口臭予防の基本です。
食生活を改善しても口臭が気になる
舌や歯ぐきに違和感がある
入れ歯や口の中の乾燥で悩んでいる
こうした場合は、兵庫県西宮市仁川町のしらやま歯科クリニックで相談することをおすすめします。食生活のアドバイスや口腔ケアの方法、必要に応じた入れ歯や歯のチェックを行い、口臭の原因に合わせた対策が可能です。
口臭は、日々の食生活や生活習慣と深く関わっています。
食べ物や飲み物を意識する
よく噛む、間食の工夫をする
水分補給と口腔ケアを組み合わせる
この3つを心がけるだけでも、口の中がすっきりし、笑顔で人と話せる時間が増えます。
毎日のちょっとした工夫で、口の中も体も健やかに。自然に笑顔で過ごせる生活を目指しましょう。
院長 白山智也
しらやま歯科クリニック(西宮市仁川町)
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