寒くなる前に!歯ぐきを守る準備をしよう
こんにちは。しらやま歯科クリニックの白山です。
秋も深まり、朝晩はぐっと冷え込むようになりましたね。
体調を崩しやすいこの時期は、実は「歯ぐき」にも負担がかかりやすい季節です。
今回は、冬を迎える前に知っておきたい「歯ぐきを守る準備」についてお話しします。
寒くなると、歯ぐきが弱りやすい理由
「寒いと歯ぐきがうずくような気がする…」という声を、11月ごろからよく耳にします。
その原因のひとつは血行の悪化です。
気温が下がると体全体の血の巡りが悪くなり、歯ぐきへの酸素や栄養も届きにくくなります。
さらに、体の免疫力が落ちて細菌が増えやすくなるため、歯周病のリスクがぐっと高まるんです。
つまり、冬に備える11月は「歯ぐきの冬支度」を始める絶好のタイミングというわけです。
実際の患者さんの声から
先日、60代の男性の患者さんが来院されました。
「最近、冷たい水がしみるようになって…」というお悩みでした。
診てみると、歯そのものに大きな虫歯はありませんが、歯ぐきが少し下がって知覚過敏が出ている状態でした。
お話を聞くと、朝晩の冷え込みが強くなってきた頃から症状が出たとのこと。
毎日のブラッシングと軽い歯ぐきマッサージを取り入れてもらうことで、数週間後には「だいぶ楽になりました」と笑顔で話してくれました。
歯ぐきを元気に保つ3つのポイント
- 歯ぐきマッサージを習慣にする
歯ブラシを持ったら、歯と歯ぐきの境目をやさしくなでるように磨きましょう。
血流がよくなり、歯ぐきの色も自然にピンク色に戻っていきます。 - 温かい食べ物・飲み物を意識する
冷たい飲み物ばかりだと血流が滞り、知覚過敏が悪化することも。
味噌汁やスープ、温かいお茶などを取り入れて、体の中から温めましょう。 - 睡眠とストレスケアも大切に
忙しい時期こそ、無意識に歯を食いしばっている人が増えます。
それが歯ぐきへの負担になることも。
眠る前に深呼吸をする、あごの力を抜く――そんな小さな習慣が歯ぐきの健康につながります。
季節の変わり目は「歯周病チェック」にも最適
11月は定期検診にもおすすめの季節です。
年末年始は忙しく、ついケアが後回しになりがち。
今のうちにチェックしておくことで、年越しやお正月もおいしく食事を楽しめます。
「歯ぐきから血が出る」「朝の口のねばつきが気になる」という方は、早めの受診をおすすめします。
先生からのひとこと
寒さが増すこれからの季節、体を温めることと同じくらい、お口のケアも大切です。
歯ぐきが元気だと、食事も笑顔も自然と明るくなります。
冬の訪れを前に、“お口の冬支度”を始めてみませんか?
しらやま歯科クリニックでは、歯ぐきケアや定期検診のご相談も随時受け付けています。
あなたの笑顔を、この冬も守り続けます。
