未来の歯を守る物語〜予防歯科のチカラ〜 第1回「痛くなる前に行く歯医者さん」
こんにちは。しらやま歯科クリニックの白山です。
今日から新しいシリーズ「未来の歯を守る物語」がスタートします。
テーマは、予防歯科。つまり、“歯が悪くなる前に守る”ための考え方です。
歯医者というと、「痛くなったら行くところ」というイメージを持つ方が多いですよね。
でも、実は今の歯科医療は“治す場所”から、“守る場所”へと変わってきています。
痛くなる前に行くメリット
虫歯や歯ぐきの病気は、ゆっくりと進行します。
最初のうちは痛みがほとんどなく、「大丈夫かな」と思っているうちに進んでしまうのです。
しかし、定期的にチェックをしていれば、早い段階で小さな変化を見つけることができます。
治療が小さくて済むだけでなく、「削らない」「抜かない」で済むことも多いんです。
たとえば、ある40代の男性の方。
「歯は大丈夫だと思っていたけど、念のため見てほしい」と来院されました。
検査をしてみると、奥歯の裏側に小さな虫歯が。
早めに治療できたことで、削る部分も最小限で済みました。
もし半年遅れていたら、神経まで進んでいたかもしれません。
予防歯科って、なにをするの?
予防歯科では、「悪くなる前に守る」ためのケアを行います。
内容は人によって違いますが、代表的なものをいくつかご紹介します。
- ① 定期検診:虫歯・歯ぐきのチェック、噛み合わせの確認など。
- ② プロのクリーニング:歯石・プラーク(細菌のかたまり)を除去。
- ③ フッ素塗布:歯を強くして、虫歯を予防。
- ④ 歯みがき指導:磨き残しやクセを一緒に改善。
どれも短時間で終わるものですが、未来の歯の健康に大きく差が出る習慣です。
「行くのがこわい」から「行くと安心」に
歯医者が苦手な方は、「治療が痛そう」「時間がかかりそう」と感じているかもしれません。
でも、予防のための来院はまったく違います。
痛みのある治療ではなく、「気持ちよく、すっきりして帰る」ケアが中心。
クリーニング後に「歯がツルツルして気持ちいい!」と笑顔で帰られる方も多いんです。
また、定期的に通うことでスタッフとも顔なじみになり、
「行くのが怖い場所」ではなく、「話を聞いてもらえる安心の場所」に変わっていきます。
予防のスタートは、年齢に関係ありません
「もう遅いかな」と思う必要はまったくありません。
予防歯科は、いつからでも始められます。
20代・30代の方は「将来の歯を守るため」に、
40代・50代の方は「今ある歯を長持ちさせるため」に、
そして高齢の方は「自分の歯でおいしく食べるため」に。
目的は人それぞれですが、始めたその日から、歯の未来は変わります。
しらやま歯科クリニックでの予防の流れ
当院では、患者さん一人ひとりの生活習慣やお口の状態に合わせて、予防プランを立てています。
- 1. お口の健康チェック(虫歯・歯ぐき・噛み合わせ)
- 2. プロによるクリーニング
- 3. 歯みがきのコツをアドバイス
- 4. 次回のチェック時期をご案内(3〜6か月が目安)
「これだけ?」と思われるかもしれませんが、
この小さな積み重ねが、10年・20年先の歯を守ります。
実際に変わった方の声
60代の女性の方で、以前は「痛くなったら行く」タイプだったそうです。
定期検診を続けて1年後、「あれから虫歯が一本もできてない!」と喜ばれていました。
歯ぐきの色も明るくなり、「毎朝の歯みがきが楽しみになった」とのこと。
予防歯科は、歯だけでなく生活そのものを明るく変える力があります。
まとめ:未来の歯を守るために
- 歯医者は「痛くなってから」ではなく、「悪くなる前」に行く
- 定期検診・クリーニング・フッ素で守ることができる
- 痛みのないケアで、気持ちよく通える
- 年齢に関係なく、始めたその日から未来が変わる
「最近、歯医者に行ってないな」と思ったら、ぜひ一度チェックに来てみてください。
きっと「行ってよかった」と感じてもらえると思います。
次回は、第2回「定期検診は3か月ごとのプレゼント」。
なぜ定期検診が大切なのか、そして“予防を続ける人の笑顔の秘密”をお伝えします。
どうぞお楽しみに!
