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こんにちは。兵庫県西宮市仁川町のしらやま歯科クリニック、白山です。
朝の一杯のコーヒー、仕事の合間のリフレッシュ。コーヒーは多くの人にとって、なくてはならない存在ですよね。
でも、患者さんからよく聞かれる質問のひとつに、
「先生、コーヒーってやっぱり歯に悪いんですか?」というものがあります。
今回は、「コーヒーと歯の白さの関係」について、やさしくお話ししていきます。
コーヒーの茶色い色素(ステイン)は、実はとても細かく、歯の表面にある“ペリクル”という薄い膜に付着しやすい性質を持っています。
ペリクルは、歯を守るための自然な膜ですが、ここにコーヒーの色素が少しずつ重なっていくと、やがて「黄ばみ」や「くすみ」として見えるようになります。
しかも、ホットコーヒーを飲むときには温度差によって歯の表面が一時的に膨張するため、色素がより入り込みやすくなることも。
つまり、「毎日少しずつ」が積み重なることで、気づかないうちに歯の色が変わっていくのです。
もちろん、コーヒーをやめなくても大丈夫です。
大切なのは、**飲み方とその後のケア**です。
たとえば、コーヒーを飲んだあとに軽く水を飲んだり、うがいをするだけでもステインの付着をかなり防ぐことができます。
それだけで、コーヒーの色素が口の中に長くとどまらず、歯に染み込みにくくなるんです。
また、すぐに歯を磨く場合は、**5〜10分ほど待ってから**が理想的です。
コーヒーは酸性なので、飲んですぐは歯の表面(エナメル質)が少しやわらかくなっています。
そのタイミングでゴシゴシ磨くと、逆に傷がついてしまうこともあります。
歯の白さを保つポイントは、派手なケアよりも「小さな習慣の積み重ね」です。
これだけで、数ヶ月後には歯のトーンが違って見えることもあります。
「コーヒーをやめる」ではなく、「コーヒーとうまくつき合う」。
それが大人の歯の守り方です。
30代の女性・Aさん。毎朝2杯のカフェラテが欠かせないという方でした。
「最近、写真を撮ると歯が少し黄色っぽく見える気がして…」と相談に来られました。
クリーニングで表面のステインを除去し、家ではステインケア用の歯みがき粉を使ってもらうようにしました。
3ヶ月後、Aさんが笑顔で来院されてこう言いました。
「先生、歯が白くなった気がします!コーヒーもやめずに済みました!」
歯が白くなると、不思議と表情まで明るく見えます。
清潔感のある笑顔は、それだけで印象が変わるんですね。
白く清潔な歯は、見た目だけでなく健康のバロメーターでもあります。
歯ぐきが引き締まり、汚れのない口もとには、健康な生活習慣がそのまま現れます。
そして、「歯を大切にしている」ということは、「自分を大切にしている」ということ。
それは、大人としてとても素敵なことだと思います。
歯を白く保つために、今日からできることはほんの少し。
これだけでも、数年後の歯の印象はまったく違ってきます。
あなたの笑顔を守る力、それが「歯のチカラ」です。
しらやま歯科クリニックでは、ホワイトニングや定期クリーニングのご相談も受け付けています。
「歯を大切にしたいけれど、何から始めればいいかわからない」そんな方も、ぜひ気軽にご相談ください。
次回のテーマは「寝る前の一手間で口の中が変わる」。お楽しみに!