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こんにちは。西宮市仁川町のしらやま歯科クリニック、白山です。
日中は仕事や家事で忙しく、夜は「もう疲れたから寝ちゃおうかな…」という日もありますよね。
でも、そんな時こそ大切なのが、寝る前の“ひと手間”。
今回は、「寝る前の歯みがき」がどうしてそんなに大切なのか、そして簡単にできる口のケア方法をお話しします。
昼間は話したり飲んだりすることで、唾液がたくさん出ます。唾液には口の中をきれいにする“自浄作用”があります。
ところが、寝ている間はその唾液がほとんど出なくなるため、口の中はとても乾いた状態になります。
このとき、食べかすや歯垢(プラーク)が残っていると、むしば菌や歯周病菌にとっては最高の環境になってしまうのです。
つまり、夜の歯みがきは「今日の汚れをリセットして、明日の口を守る時間」なんですね。
多くの人が「歯を白く」「ピカピカに」と考えがちですが、夜の歯みがきでいちばん大切なのは“リセット”。
つまり、1日の食事や飲み物でついた汚れを取り除き、寝る前に口の中を“静かな状態”に戻すことです。
特に意識してほしいのは次の3つのポイントです:
この3つを意識するだけで、むしばや口臭のリスクはぐっと減ります。
50代の男性・Tさん。お仕事が忙しく、「夜は歯みがきせずに寝てしまうことも…」とお話しされていました。
半年ほど前に歯ぐきの腫れで来院され、夜のケアについて一緒に見直しました。
最初は「面倒くさい」と笑っていたTさんですが、ある日こう言ってくださいました。
「夜の歯みがきをちゃんとするようになって、朝の口のねばつきがなくなったんです」
それ以来、毎晩きちんと磨くようになり、検診では歯ぐきの状態も安定。
「朝のコーヒーが気持ちよく飲めるようになった」と、素敵な笑顔で話してくれました。
歯みがきは「習慣」になると、体も気分も変わっていきます。
忙しい方でもできる、3分で完了の“ひと手間ルーティン”をご紹介します。
この「3分習慣」だけで、朝起きたときの口の感覚がまったく違います。
夜の歯みがきを「自分の時間」として捉えるのもおすすめです。
照明を落として、静かな音楽を流しながら、鏡の前でゆっくり磨く時間。
それは、1日の終わりに“自分をいたわる”時間にもなります。
歯を磨くと心もすっきり。
不思議と気持ちまで整うのは、「歯のチカラ」が体全体のバランスとつながっているからかもしれません。
夜のケアを1週間続けると、まず「朝のねばつき」が減ります。
2週間で「口臭」が気にならなくなり、1ヶ月後には「歯ぐきの色」が変わってきます。
歯ぐきが薄いピンクになってきたら、それは健康のサイン。
そして、鏡を見るたびに少しずつ笑顔に自信が持てるようになります。
歯を磨くことは、未来の自分へのプレゼントなんです。
寝る前に、ちょっとだけ自分の歯と向き合ってみましょう。
その気持ちがあれば、たった3分の歯みがきも、きっと特別な時間になります。
しらやま歯科クリニックでは、夜のケアの仕方や道具選びのアドバイスも行っています。
フロスや歯みがき粉の種類など、「自分に合った方法」を知ることで、毎日のケアがぐんと楽になります。
次回のテーマは「マスクの下の口臭、実はこんな理由」。
あなたの息を守る“歯のチカラ”を一緒に見つけていきましょう。