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しらやま歯科クリニック

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歯の治療中に気を付けることはある?

こんにちは。

兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。

虫歯を治したり、子供の歯の矯正をしたりしています。

さて、今回は治療中のはなし。

歯の治療は、多くの人が人生の中で何度も経験するものです。しかし、いざ治療を受けるとなると、不安や疑問が多くなるのも事実です。「本当に必要な治療なのか?」「痛くないのか?」「費用はどれくらいかかるのか?」など、心配になることはたくさんあります。

この記事では、歯の治療で気をつけるべきことについて、患者の立場から分かりやすく解説します。これから歯科医院を受診する予定の方や、現在治療中の方にとって、後悔しないための参考になれば幸いです。


1. 症状が軽いうちに受診することの重要性

虫歯や歯周病は、初期段階ではほとんど症状がありません。少ししみる、歯茎が腫れているといった小さな違和感を放置してしまい、気がついたときには重症化していた、というケースはよくあります。

治療の負担(痛み・時間・費用)を少なくするためには、早期発見・早期治療がとても大切です。半年〜1年に1回は定期健診を受け、気になる症状があればすぐに相談する習慣を持ちましょう。


2. 治療前の説明をしっかり聞く

歯科医院では、治療前に説明(インフォームド・コンセント)を受けることが基本です。
しかし、患者側が緊張していたり、遠慮していたりして、しっかりと内容を把握しないまま治療に入ってしまうこともあります。

聞いておくべきこと:

  • どんな治療内容か(虫歯、神経の治療、抜歯など)

  • 治療期間はどのくらいかかるか

  • 痛みはあるのか、麻酔の有無

  • 保険の適用かどうか、費用の概算

  • 他に選択肢はあるのか(自費治療を含め)

不明点や不安なことは、遠慮せずに質問する勇気が大切です。


3. セカンドオピニオンも選択肢に入れる

大きな治療、特に神経を取る・抜歯・インプラント・矯正治療などは、将来に大きな影響を与えることもあります。

そのような場合、**セカンドオピニオン(他の歯科医師の意見を聞く)**を活用するのも有効です。

たとえば、

  • 「本当に神経を取る必要があるのか?」

  • 「抜歯せずに済む治療法はないか?」

  • 「自費治療と保険治療の違いは?」

といった判断が求められるときに、他の医師の意見を聞くことで、より納得して治療に臨むことができます。


4. 自費治療と保険治療の違いを理解する

日本では、多くの歯科治療に健康保険が使えます。ただし、保険治療には制限があり、使える材料や治療法にも限界があります。

たとえば、

  • 保険の被せ物は金属やプラスチック系の素材が多い

  • 見た目や耐久性、精度は自費治療の方が優れている

  • 精密な根管治療やインプラント、ホワイトニングなどは保険適用外

保険治療だけで済ませようとすると、将来的に再治療になることもあります。費用だけでなく、耐久性や審美性なども含めて比較検討することが大切です。


5. 「とりあえず放置」は危険!中断しないこと

歯科治療は、1回で終わるものは少ないです。根管治療(神経の治療)やブリッジ、被せ物などは、何回かに分けて治療する必要があります。

忙しさや痛みがなくなったことで、「途中で行かなくなった」「放置してしまった」という人も少なくありません。しかし、中断したまま放置すると、かえって悪化してしまい、再治療が難しくなることもあります

歯科治療は「完了して初めて効果がある」もの。途中でやめないよう、きちんと通い続けることがとても大切です。


6. 予防も治療の一環と考える

歯の治療というと、「虫歯を削る」「詰める」といった処置をイメージしがちですが、予防も大切な治療のひとつです。

歯科医院では、以下のような予防処置が受けられます。

  • プロによる歯のクリーニング(PMTC)

  • フッ素塗布

  • 歯の磨き方の指導

  • 食生活のアドバイス

これらの予防処置は、虫歯・歯周病を未然に防ぐ効果があり、将来の治療回数や費用を減らすことにつながります。

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