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こんにちは。
兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。
虫歯を治したり、子供の歯の矯正をしたりしています。
さて、今回は歯の痛みを改善する方法です。
歯の痛みは、突然やってくることがあります。
「冷たいものがしみる」
「ズキンと痛む」
「噛むと違和感がある」
…そのまま我慢していませんか?
歯の痛みは、日常生活の質を一気に下げてしまうつらいもの。でも、早めの対処とケアのしかたで、痛みを和らげることは可能です。
今回は、「歯の痛みを軽減する方法」について、自宅でできる応急処置から、生活習慣の見直し、歯医者さんでの対応まで、分かりやすく解説していきます。
まずは、歯が痛む原因について簡単に見てみましょう。
原因 | 特徴・症状 |
---|---|
虫歯(う蝕) | 冷たいものや甘いものがしみる。進行するとズキズキと持続する痛みに。 |
歯周病 | 歯ぐきの腫れや出血。歯が浮いたような痛みや違和感。 |
知覚過敏 | 歯の根元が露出し、冷たい風や飲み物で「キーン」としみる。 |
親知らずの炎症 | 奥の歯ぐきが腫れ、口が開けづらい、噛みにくい。 |
歯ぎしり・食いしばり | 歯に持続的な圧力がかかり、朝起きると歯や顎が痛むことも。 |
原因によって対処法は異なりますが、応急的に痛みを和らげる方法を知っておくことは、とても役立ちます。
歯が痛むと、ついその部分を避けてしまいがちですが、口の中を清潔に保つことが最優先です。
ただし、力強く磨いたり、刺激を与えると痛みが悪化することもあるので要注意。
ポイント:
やわらかめの歯ブラシを使う
フロスや歯間ブラシもできる範囲で使う
水またはぬるま湯でしっかりうがいをする
炎症による腫れや痛みがある場合は、頬の外側から冷やすと楽になることがあります。
おすすめ方法:
清潔なタオルで保冷剤をくるみ、頬に10〜15分ほどあてる
氷を直接口に入れるのはNG(知覚過敏や歯を傷つけるリスクあり)
市販の鎮痛剤(例:ロキソニン、カロナールなど)を正しく使えば痛みの一時的な緩和が可能です。
注意点:
必ず用法・用量を守る
持病がある方、妊娠中の方は医師や薬剤師に相談を
熱すぎる/冷たすぎるもの、甘いもの、硬いものは痛みを悪化させることがあります。
おすすめの食事:
常温のスープやおかゆなど刺激の少ないもの
痛みのある側では噛まないようにする
歯の痛みは、疲労やストレスによって強く感じることもあります。
ゆっくり休んで、身体の回復力を高めることも重要です。
痛みを何とかしたい気持ちから、ついやってしまいがちなNG行動も。
× 痛い部分をグリグリ押す・舌で触る
× 熱いお風呂で長時間温める(腫れを悪化させる恐れ)
× アルコールや市販薬に頼りすぎる
× 「そのうち治るだろう」と放置する
痛みがあるということは、何かしら異常が起きているサイン。
早めの受診が、治療をシンプルに済ませるポイントです。
痛みを一時的に和らげることはできても、根本的な原因を取り除かない限り、痛みは繰り返します。
症状ごとに、歯科医院ではこのような治療を行います:
症状 | 主な治療内容 |
---|---|
虫歯 | 削って詰め物/根管治療(神経の処置) |
歯周病 | 歯石除去/歯周ポケットの洗浄/外科処置 |
知覚過敏 | フッ素塗布/歯科用樹脂で保護/噛み合わせの調整 |
親知らず | 抜歯/抗生物質の投与 |
歯ぎしり・食いしばり | マウスピースの作製/生活習慣指導 |
痛みが出たら「その場しのぎ」で終わらせず、原因を突き止めて、必要な処置を受けることが大切です。
「また痛くなったらどうしよう…」
そんな不安を抱えないためにも、日々のケアを見直しましょう。
1日2〜3回、食後にブラッシング
フロスや歯間ブラシも習慣に
歯磨き粉はフッ素入りがおすすめ
痛くなってからではなく、痛くなる前に予防するのがベストです。
プロによるクリーニングや早期発見が、将来の健康につながります。
間食を控える
よく噛む習慣をつける(唾液が増えて虫歯予防に)
甘い飲み物をダラダラ飲まない
ストレスや姿勢が原因になることも。マウスピースの使用も有効です。
歯の痛みは、私たちの毎日をストップさせてしまうほどの存在感を放ちます。
でも、正しい対処法と予防意識を持っていれば、症状を軽くできるだけでなく、繰り返さない工夫もできます。
私たち「しらやま歯科クリニック」では、
痛みに配慮した治療
やさしく丁寧なカウンセリング
忙しい方でも通いやすい予約体制
を整えて、みなさんの不安に寄り添う診療を大切にしています。
「ちょっと気になるけど、歯医者さんって緊張する…」
そんなときも、どうぞお気軽にご相談ください。
歯の痛みを我慢せず、早めに対処することが、笑顔の毎日への第一歩です。