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しらやま歯科クリニック

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歯を噛んだら痛い原因 ~20代の症例~

 

 

歯を噛んだら痛い原因|20代女性の体験談と治療法・予防法

こんにちは。兵庫県西宮市仁川町で歯科をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。
今回は、20代女性Dさんの体験談を通して、「歯を噛んだら痛い」症状の原因や治療法、予防法を詳しく解説します。

症例紹介:奥歯で硬いものを噛むと痛む20代女性

患者:20代女性 Dさん
症状:右上奥歯で硬いものを噛むとチクッと痛む。冷たい・熱い飲食物ではほとんど痛みは感じない。
経過:1週間ほど続き、我慢できる程度だったが、硬いものを噛むと痛みがあり、食事が不便になった。

診断の過程

Dさんの歯を丁寧に診察したところ、見た目には虫歯の黒ずみはほとんどなく、レントゲンでも神経近くまで進行した虫歯は認められませんでした。しかし、奥歯の咬合面に小さな溝があり、そこに汚れがたまりやすく、硬いものを噛むと歯に微細な圧がかかり痛みが出る状態でした。

この症状は、初期虫歯や歯の摩耗、亀裂歯(クラック)などが疑われますが、診断の結果、Dさんの場合は初期虫歯による咬合痛と判断しました。

治療内容

  • 虫歯部分の清掃とコンポジットレジンによる小さな詰め物
  • 咬合調整で噛んだ時の力を分散
  • フッ素塗布で再発予防

治療後は、硬いものを噛んでも痛みがなくなり、食事や会話も快適になったとのことです。

Dさんの体験から学ぶ症状チェック

  • 硬いものを噛むとだけ痛む → 初期虫歯や亀裂歯の可能性
  • 冷たい・熱いものでは痛まない → 知覚過敏の可能性は低い
  • 痛みが長期間続く場合 → 早めに歯科受診が重要

自宅でできる応急対策

  • 硬いものは控え、柔らかい食事にする
  • 丁寧に歯磨きを行い、歯間ブラシやフロスで汚れを除去
  • 市販の痛み止めを短期間使用(用法用量を守る)

※応急処置は一時的です。原因を根本的に治療しなければ再発する可能性があります。

予防のポイント

  • 定期的な歯科検診(年2回以上推奨)
  • 毎日の丁寧な歯磨きとフロス・歯間ブラシの併用
  • 糖分を控えた食生活、硬い食べ物の取り方に注意
  • 咬み合わせや歯ぎしりのチェック
  • フッ素塗布やシーラントで歯の再石灰化をサポート

まとめ

20代女性Dさんの症例からわかることは、「歯を噛んだら痛い」という症状は、初期虫歯や亀裂歯などの原因で起こることがあるということです。痛みが出る部位や状況を観察し、早めに歯科で診てもらうことで、簡単な治療で改善できる場合があります。

違和感を感じたら我慢せず、早めに受診することが歯を守る第一歩です。

よくある質問(FAQ)

Q1: 硬いものを噛むと痛いけど、冷たいものでは痛まない場合は虫歯ですか?
A1: 初期虫歯や亀裂歯など、咬合時にだけ痛む場合があります。早めの歯科受診をおすすめします。
Q2: 詰め物はすぐに必要ですか?
A2: 初期の段階であれば、小さな詰め物で治療可能です。放置すると症状が悪化することがあります。

 

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