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こんにちは。
兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。
虫歯を治したり、子供の歯の矯正をしたりしています。
さて、今回は歯を清潔に保つコツです。
鏡をのぞいたとき、歯の隙間に汚れが見えたり、口臭が気になったり。
どんなにメイクや服を整えても、口元に清潔感がないと印象は大きく変わります。
けれど、歯を清潔に保つ方法って、ただ歯を磨けばいいだけ…ではありません。
実は、**ちょっとした“ひと手間”や“意識の違い”**で、清潔感あるお口はずっと保てるんです。
今日は、歯を清潔に保つために大切なポイントを、やさしく・わかりやすく解説します。
まず何より大切なのは、毎日の歯磨き。
でも、ただ磨けばいいわけではなく、「正しい方法」で行うことが重要です。
1日2〜3回、食後に(特に寝る前は念入りに!)
歯と歯茎の境目を意識して磨く
歯ブラシは軽い力で、小刻みに動かす
磨く時間の目安は最低2分以上
ゴシゴシ力強く磨くと、歯や歯茎を傷つけてしまうことも。
やさしく丁寧に「汚れを落とす」ことを意識しましょう。
実は、歯ブラシだけでは歯垢(プラーク)の約60%しか取れないと言われています。
そこで活躍するのが、「補助清掃用具」。
デンタルフロス:歯と歯の間の汚れを除去(特に前歯におすすめ)
歯間ブラシ:ブリッジや奥歯、歯茎が下がった箇所に
タフトブラシ:矯正装置の周りや親知らず付近に
はじめは面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば1〜2分程度で完了します。
それだけで、虫歯や歯周病の予防効果がぐっと上がりますよ◎
「歯磨きしているのに、口のニオイが気になる…」
そんなときは、**舌の汚れ(舌苔・ぜったい)**が原因かもしれません。
舌の表面には無数の小さな凹凸があり、そこに細菌や食べかすがたまりやすいんです。
専用の舌ブラシや柔らかい歯ブラシで優しくなでる
朝起きたときに1日1回を目安に
ゴシゴシこすらず、1方向にやさしく動かすのがコツ
無理に落としすぎると、舌の粘膜を傷つけるので注意してくださいね。
歯磨きやフロスだけでなく、日中や外出先ではうがいだけでも大切なケアになります。
食事や間食のあとに水で口をゆすぐ
朝起きた直後の口腔内は細菌がいっぱい!まずうがいを
マウスウォッシュを活用して殺菌・リフレッシュ
特に就寝中は唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすくなります。
寝る前のうがいと歯磨きのセットは習慣にしたいですね。
口の中を自然に清潔に保つ“天然の洗浄液”、それが唾液です。
唾液には、以下のようなすごい効果があります。
食べかすや細菌を洗い流す
虫歯を防ぐ(再石灰化)
口臭を防ぐ
口の中を潤す
しかし、加齢・ストレス・薬の副作用などで唾液が減ると、清潔が保ちにくくなります。
よく噛んで食べる(ガムや繊維質も◎)
こまめに水分をとる
唾液腺マッサージを行う
乾燥を感じる人は、歯医者さんに相談してみましょう。
どれだけ毎日丁寧に磨いていても、セルフケアだけでは届かない汚れは必ずあります。
そこで重要なのが、**定期的な歯科検診とクリーニング(PMTC)**です。
プロによる歯石除去やステイン除去
虫歯・歯周病の早期発見
歯磨き方法のチェックとアドバイス
口臭やかみ合わせ、入れ歯の相談も
理想は3〜6ヶ月に一度の受診。歯医者さんは「痛くなってから行く場所」ではなく、「予防のために通う場所」なんです。
口の中の環境は、生活習慣とも深く関わっています。
間食が多い(お口の中が酸性の状態が続く)
タバコを吸う(歯周病や着色の原因に)
睡眠不足やストレス(唾液が減る)
甘い飲み物を頻繁に飲む(虫歯のリスクUP)
食事、睡眠、ストレス管理――
一見関係なさそうに思えても、お口の健康にダイレクトに影響しています。
トータルに体をいたわることが、歯の健康につながるんですね。
歯を清潔に保つためには、
「朝晩の歯磨きだけ」では少し足りないのが現実です。
補助清掃(フロス・歯間ブラシ)
舌のケア
唾液を意識した生活
定期的な歯科のクリーニング
健康的な生活習慣
これらをうまく取り入れていくことで、
白く・キレイで・健康な歯を、無理なく長く保つことができます。
歯は、一生のパートナー。
あなたの今日の“ひと手間”が、10年後、20年後の自分にプレゼントを届けてくれます。
毎日の歯磨きのチェックから、
プロによるクリーニング、ホワイトニングまで、
お口のキレイを守るお手伝いをしています。
「ちゃんと磨けてるか見てほしい」
「自分に合ったケア方法を知りたい」
そんなときは、どうぞお気軽にご相談くださいね。