こんにちは。

宝塚市の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。

虫歯を治したり、子供の歯を治療したり、矯正したりしています。

さて、今回は歯周病に関する話です。

近年日本では歯磨きをするという習慣がしっかりと根付き、虫歯の数は大きく減少しました。

特に子供の虫歯の数は目を見張るほどの減少具合で、お父さんお母さんの頑張りが数値として出ているのではないかと思います。

しかし、様々な研究の結果、歯周病が全身の疾患、たとえば心筋梗塞や認知症に関連していることが分かり、虫歯の次は歯周病を治そうと歯科業界は頑張っています。

CMなどでも、歯周病を退治だ！のような文言をよく見ませんか？

歯周病で悩んでいる人はまだまだ意外と多いです。

どんな形でも歯磨きをしていれば、虫歯の数は意外と減らすことはできます。

しかし歯周病を引き起こす歯周病菌は想像以上に定着力や菌の強さが強く、なかなか防ぐことが難しいです。

つまり、ご自身の独力だけでは歯周病は予防しにくい！と考えたほうが良いと思います。

では、自分の力以外に、どこに頼るのか…もちろん歯科医院ですよね。

でも歯科医院っていっぱいあるし…

どこがいいか分からないし…

どこのホームページもなんだかいい感じだし…

もう考えるのめんどくさいな…

寝よう…

という人はいませんか？

気持ちはめちゃくちゃ分かります。

数多くの選択肢は人に優しいように見えて、選ぶのを困難にしている面があります。

そこで今回は歯周病に悩んでいる人が選ぶべきポイントについて解説したいと思います。

ではここまでの話をもう一度まとめますね。

口腔衛生習慣の改善により日本人の虫歯は減少してきました。

しかし、歯周病の減少は少なく、現在でも40歳以上の成人の約80％が歯周病にかかっており、歯の喪失原因の第1位になっています！

歯を支えている骨や退縮してしまった歯茎を再生させる治療も日進月歩の世界です。

現在では歯周病は、”予防”と”治療”の両方が大切です。

また、歯周病治療を行った後も患者様自身のセルフケアはもちろんですが、歯科医師や歯科衛生士のサポートが凄く重要だと感じています。

歯周病の原因は歯垢・歯石が主な部分ですから、それを溜めない・増やさないことが基本です。そのためには・・・

1. 正しい歯ブラシの方法で毎日実行することです。歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておく事が何より大切

2. 歯肉の中まで入っている歯石を完全に取り除き、さらに根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去する

3. 傷んだ歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にする

4. 健康の維持のため歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受ける

この４つの条件は絶対です。

1つでも欠けると成功から遠ざかります。(成功しないわけではありません。)

なので、この４つのことを理解し、しっかり実践してくれる医院が良いということですね。

前置きが長すぎました…ｗ

文字数が多くなりましたので、今回の記事はこのあたりで。

次の記事で、実際にどういうところを見ていけばいいのか、話をしていきます。

ある意味【歯科医師が選ぶ、自分の歯を治療する病院探し】の目線だと思ってください。

では。