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こんにちは。兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。虫歯や歯周病の予防、子どもの矯正など、地域の皆さんの口腔健康を支えるため、日々診療にあたっています。
今回のシリーズ第6弾では、歯磨き粉に配合される 酵素 についてお話しします。酵素は、歯の表面の汚れや歯垢を分解して落とす働きがあり、毎日の歯磨きをより効果的にする成分です。
酵素は、タンパク質や脂肪、糖などの物質を化学反応によって分解する働きを持つ生体触媒です。歯磨き粉に配合される場合、主に タンパク分解酵素(プロテアーゼなど) が使用され、歯の表面の汚れや歯垢、口臭の原因となるタンパク質を効率よく分解します。
酵素の力を活用することで、歯磨きだけでは落としきれない汚れも、やさしく除去することができます。
酵素入りの歯磨き粉には次のような効果があります。
歯垢や汚れの分解・除去
食べかすや歯の表面に付着したタンパク質を分解し、磨き残しを減らします。
口臭の予防
口臭の原因となるタンパク質を分解することで、口腔内の臭いを軽減します。
歯の表面を清潔に保つ
歯垢や汚れが残りにくくなることで、歯の表面が滑らかになり、プラークの再付着を防ぎます。
大人
歯磨きだけでは汚れが気になる方、口臭が気になる方に最適です。
高齢者
唾液分泌が減少し、汚れや歯垢が残りやすい方に有効です。
入れ歯や義歯を使う方も、歯磨き粉の酵素で汚れをやさしく落とせます。
子ども
歯の表面の汚れを効率よく落とすことで、虫歯予防の補助になります。
味や使用感がやさしいタイプもあり、ブラッシング習慣の形成に役立ちます。
酵素入り歯磨き粉を使用すると、日常のブラッシングがより効果的になります。
歯垢をやさしく分解
歯ブラシでの物理的な摩擦に加え、酵素の化学的作用で汚れを落とすことができます。
歯の黄ばみや着色の防止
食べ物や飲み物による表面のタンパク汚れを分解し、歯の見た目をきれいに保ちます。
口腔内環境の改善
汚れが残りにくくなることで、虫歯や歯周病菌の繁殖を抑える効果があります。
酵素入り歯磨き粉を使用
毎日のブラッシングで、タンパク汚れや歯垢の付着を防ぎます。
丁寧にブラッシング
歯の表面や歯間、歯と歯ぐきの境目を意識して磨くと、酵素の力を最大限活かせます。
フッ素やCPP-ACPとの併用
酵素で汚れを落としつつ、フッ素やCPP-ACPで歯を強化することで、虫歯予防効果が高まります。
酵素は熱や酸に弱いため、歯磨き粉を使うときは冷たい水やぬるま湯で磨くと効果が保たれやすいです。
過剰に使用する必要はなく、適量を守ることが大切です。
アレルギー体質の方は、成分表を確認し、必要に応じて歯科医に相談してください。
フッ素:歯を強くする
キシリトール:虫歯菌の酸生成を抑える
酵素:歯垢やタンパク汚れを分解
この組み合わせで、虫歯予防と口腔内清潔の両方を効果的にサポートできます。
酵素は、歯磨き粉に加えることで毎日のブラッシングをより効果的にする成分です。
歯垢や汚れを分解して落とす
口臭の原因を抑える
歯の表面を清潔に保つ
毎日の歯磨きに酵素入り歯磨き粉を取り入れるだけで、虫歯予防や口腔内の健康維持に大きな効果があります。
兵庫県西宮市仁川町のしらやま歯科クリニックでは、酵素を含む歯磨き粉の選び方やブラッシングのコツを、年齢や口腔状態に合わせてアドバイスしています。汚れや口臭が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
院長 白山智也
しらやま歯科クリニック(西宮市仁川町)
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✅ 次回は第7弾 「CPC(塩化セチルピリジニウムで抗菌)」 を作成します。