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こんにちは。兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。虫歯や歯周病の予防、子どもの矯正など、地域の皆さんの口腔健康を支えるため、日々診療にあたっています。
今回のシリーズ第9弾では、歯磨き粉に配合される 乳酸菌 についてお話しします。乳酸菌は腸内だけでなく口腔内にも存在し、善玉菌として歯や歯ぐきの健康を守る役割を持っています。
乳酸菌は、発酵食品などでおなじみの善玉菌で、口腔内でも存在しています。口の中の善玉菌のバランスが整うことで、虫歯菌や歯周病菌などの有害菌の増殖が抑えられ、口腔内の健康が維持されます。
歯磨き粉に配合された乳酸菌は、口腔内フローラ(細菌叢)のバランスを整えることを目的としています。直接歯を強化するわけではありませんが、口腔内の環境改善による間接的な予防効果が期待できます。
乳酸菌入り歯磨き粉の効果は次の通りです。
口腔内フローラの改善
善玉菌が増えることで、悪玉菌の活動が抑えられ、口腔内環境が健康に保たれます。
虫歯や歯周病予防のサポート
悪玉菌の抑制により、歯垢の形成や歯周病菌の増殖が減少します。
口臭予防
口臭の原因となる悪玉菌が減ることで、息を爽やかに保つことができます。
唾液の健康維持
乳酸菌は唾液中のpHを安定させ、酸による歯の溶解を防ぐ助けにもなります。
子ども
虫歯菌が増えやすい年齢でも、乳酸菌で善玉菌を増やすことで予防効果が期待できます。
大人
歯周病リスクや口臭が気になる方に最適です。
歯磨きだけでは落としきれない菌バランスの調整に役立ちます。
高齢者
唾液量が減少し、口腔内環境が乱れやすい方にもおすすめです。
乳酸菌で口腔内フローラを整えることが健康維持につながります。
乳酸菌入り歯磨き粉を使用すると、毎日のブラッシングで口腔内フローラのバランスを整えられます。
悪玉菌の抑制
虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑えます。
口臭予防
口臭の原因となる細菌の活動を抑え、息を爽やかに保ちます。
歯周病予防の補助
歯ぐきや歯周ポケットの環境を改善し、健康な歯ぐきを維持します。
乳酸菌入り歯磨き粉を使用
毎日のブラッシングで、善玉菌を増やし口腔内環境を整えます。
丁寧なブラッシング
歯の表面や歯ぐきの境目、歯間部まで磨くことで乳酸菌がより行き渡ります。
他の口腔ケアと併用
フロスや歯間ブラシ、うがいと併用することで、乳酸菌の効果を最大限活かせます。
乳酸菌は安全性が高い成分ですが、歯磨き粉は飲まないよう注意してください。
乳酸菌の効果は長期的に使うことで実感できます。短期間での劇的な効果は期待せず、毎日の習慣として取り入れることが大切です。
アレルギー体質の方は、使用前に成分表を確認しましょう。
フッ素:歯を強くする
キシリトール:虫歯菌の酸生成を抑える
乳酸菌:口腔内フローラを整え、善玉菌を増やす
この組み合わせにより、虫歯・歯周病・口臭の予防をバランスよく行えます。
乳酸菌は、口腔内フローラを整え、虫歯や歯周病の予防、口臭対策に役立つ成分です。
口腔内フローラの改善
悪玉菌の抑制による虫歯・歯周病予防のサポート
口臭予防
健康な歯ぐきの維持
毎日の歯磨きに乳酸菌入り歯磨き粉を取り入れることで、口腔内環境を整え、健康な歯と歯ぐきを守ることができます。
兵庫県西宮市仁川町のしらやま歯科クリニックでは、乳酸菌入り歯磨き粉の使い方や他成分との併用方法についても、年齢や口腔状態に合わせたアドバイスを行っています。口腔内環境が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
院長 白山智也
しらやま歯科クリニック(西宮市仁川町)
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✅ 次回は第10弾 「フッ素(歯を強くして虫歯予防)」 を作成します。