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こんにちは。
宝塚の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治したり、子供の歯を治療したり、矯正したりしています。
さて今回は、素朴な疑問に答えようシリーズ!
【牛乳はむし歯にならないの?】です!
まず大前提として、牛乳はむし歯に予防効果があることが分かっています。
〇お口の中の酸を中和する
〇歯の表面にできるプラーク(汚れ)をつきにくくする
〇エナメル質の再石灰化の促進
〇だ液が良く分泌されるようにする
読めば読むほど、素晴らしい効果ばっかりですね!
しかしながら、ここで注意しなければならないのは、牛乳は『むし歯になりにくい』のであって、『むし歯にならない』というわけではないということです。
どういうことでしょうか?
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牛乳には砂糖は含まれていませんが、乳糖が含まれています。
乳糖というのは糖という字が使われているとおり、砂糖に似たような成分です。
砂糖と同じような成分…つまり、虫歯のえさになります。
歯が溶ける原因になりうるということですね。
厳密にいうと、砂糖に比べて乳糖はむし歯になりにくいですが、
磨き残しがあるお口の中では酸性に傾きます。
酸性というのが歯にとって一番酷な環境で、虫歯はその環境を作り出す成分を生み出します。
そのため、歯磨きをした後に牛乳を飲むと、しっかりとすみずみまでお口の中が磨けていれば、
むし歯になるリスクは低いですが、
少しでも磨き残しがあるとむし歯になるリスクは出てきます。
なので、毎日牛乳を飲むという方は、
牛乳を飲んだあとには歯磨きをしてあげる方が安心だと思います。
メリットもあるけれども、デメリットもある…そんな牛乳ですが、メリットばかり見ずに、デメリットのことも考えて、
楽しいリスクのない食事にしたいですね。