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こんにちは。
宝塚市の隣、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治したり、子供の歯を治療したり、矯正をしたりしています。
今回はよく患者さんから聞かれるシリーズです。
【神経を抜いた歯が再度痛くなる事があるのはなぜ?】
まずそもそも、虫歯などによって歯の中の神経にまで細菌が入ってしまうと、痛みが出てしまいます。
これはいわゆる“虫歯”ということで、みなさんご理解いただけるかなと思います。
その中で、神経まで虫歯菌が入ってしまうと神経ごと取らなければいけない状況になってしまいます。
これもご存知の方はおおいのではないでしょうか?
逆に言うと、
根管治療(神経を抜く治療)をすれば痛みは取れるのです。
しかし、不思議なことに治療後しばらく経ってから、また痛みが出ることがあります。
神経がないはずなのに、なぜ再び痛みが出てしまうのでしょうか?
こういう風に疑問を持って当然だと思います。
【理由】
痛みが再度出てしまう理由は、歯の中で細菌が再び増殖し、歯の根の先(骨の中)で膿を作ってしまうためなのです。
日本では神経を抜いた歯の半分以上に、痛みの出る可能性があります。
歯の根の先で膿が溜まってしまうことは、実は日本では珍しくありません。
平均6割近くの歯の根の先に膿が溜まっているという統計があります。
でもせっかく治療したのに、根っこの中で膿が溜まってしまうなんて、嫌すぎますよね。
しかも今回は表面的な虫歯ではなくて、奥まで進行している為、ばい菌の除去が難しくなります。
そうならないために、中で膿ができてからではなくて、最初の神経を取るという治療の時点で質の高い治療を受けるべきです。
根管治療の目的は、歯の中に入ってしまった細菌をきれいに取り除き、歯の中で二度と細菌が増殖しないようにして、
「歯の根の先で炎症(膿がたまる等)が起こらないようにする」ことです。
つまり治療の中で用いる器具がすでに汚れている場合は、そんなばい菌だらけの器具を歯の中に押し込めば治る歯も治りません。
つまり、大前提にはなりますが、院内の滅菌レベルが低いと、痛みや症状が再発する可能性があります。
当たり前かもしれませんが、清潔な器具の方がいいですもんね。
院内に入って、受付などが汚れている場合は、院内の器具も危ないかもしれません。
新しい医院の方がいいというわけでなく、多少古くても、きちんとせめて患者さんから見える部分はきれいでないと、危ないと僕は思います。
どのように器具を滅菌しているかは直接見えませんから、こういう形で判断していくしかないのでしょうね。
重ねて、質の高い治療についていうのであれば、良い被せ物をするとさらに効果的です
質の高い根管治療を受けたとしても、被せ物と歯との間に隙間がある質の悪い被せ物をしてしまうと、歯と被せ物との間から細菌が侵入し、歯の中で再度細菌が増殖、歯の根の先で膿を作り痛みが出てしまいます。
質の高い根管治療を受ける事と、質の高い被せ物をしてもらう事が、神経を抜いた歯で再度痛みが出ないようにする最高の予防法となります。
歯の色が変わっただけで、印象は変わる?|しらやま歯科クリニック|仁川駅すぐ!日曜日もやっている優しい歯医者さん (shirayama-shika.com)