こんにちは、白山です。

西宮市仁川駅の近くで、子供とお母さんの歯を治したり、

地域のみんなの歯を予防するために

メンテナンスや矯正をしたりしております。

 

あなたは虫歯というものが何か、ご存知ですか？

皆さんのイメージとしては「歯の病気」「痛い」といったものでしょう。

今回はなぜ虫歯になってしまうのかを

『ばい菌と感染の関係』から説明していこうと思います。

虫歯になりやすく困っている人や、

虫歯の治療方針に悩んでいる人に、今回の記事はおススメです。

 

ばい菌はどのように感染を起こすのか

口の中にはいろいろな菌がいます。

歯の表面にもいるし、頬っぺたの裏側の粘膜にもいるし、唾液の中にもいます。

その種類は、

・虫歯菌

・歯周病菌

・カビ

・全く無害な菌

大まかに分けるとこんな感じです。

そして虫歯菌一つとってもさまざまな菌がいるので、

総合すると３００種類ぐらいの菌がいるのです。

多いですね！！

そんなたくさんの菌が口の中をうろうろしているかと考えると、気味が悪くなります…。

 

口の中がそんなばい菌まみれで大丈夫？

でも大丈夫！

口の中には免疫、つまり『ばい菌を殺す機能』があります。

なのでばい菌は免疫に殺されないように普段はじっとしています。

たまにこそこそ勢力を増やそうとしてはいますが、

暴れて攻撃してくることはそんなにないです。

このずっと口の中にいる細菌を『口腔内常在菌』といいます。

上に書いた約３００種類の細菌のことですね。

そして病気になるときはこの口腔内常在菌のバランスが激しく崩れたときに置きます。

たとえば、寝不足の時。疲れているとき…

そんな時人間は体中の免疫が低下します。

口の中ももちろんばい菌に対しての抵抗力が低下します。

免疫が下がる　＝　ばい菌を倒す力がなくなる

ですから、ばい菌はどんどん増殖し勢力を増やします。

 

勢力が増えたむし歯の動き

ばい菌は勢力がある一定まで増えると、自信がつきます。「今だったら、免疫を突破して人体に入り込めるんじゃないか？」

そうなんです。ばい菌の一番の目的は安定する城を作ること。

安定した場所でより多くのばい菌を生み出せるように、落ち着ける場所を探しています。

このいろいろな条件に適している場所が人間の体の中なんです。

体や粘膜に付着し、城を建てられた状態を感染と呼びます。

赤くなったり、痛くなったり、腫れたり…そういう状態は皆さんなったことはあると思います。そこにはばい菌の城があるということになります。こわい！！

まとめると、

 

ばい菌は常に口の中にいる

↓

疲れたりとかで、免疫機能が低下する

↓

ばい菌が元気になる

↓

ばい菌が勢力を増やし続け、体に付着し、感染を起こす

↓

痛い

てな感じです。

 

体中でこの現象は起きていますが、口の中というのは菌の数だけで言うと、人間の体の中でトップクラスに汚い場所です。

なのでとても起きやすいのです。

 

じゃあ虫歯菌はどこに城を作るの？

その中でも虫歯菌というのは、歯に引っ付くことを得意とします。

そして歯に穴をあけ、洞穴住居のように自分たちの住処を作ります。

歯の表面はエナメル質といって、実は人体でもっとも硬い部位になります。

骨なんかよりもっともっと固いんです。(本気を出したら、焼き肉の骨、かじれませんか？)

表面に固い層を置くことによって、歯の中にある神経や象牙質を守っているのですね。

では想像してみてください。

鎧を突破された歯はどうなってしまうのか…

柔らかい場所にたどり着いてしまうため、虫歯の勢いが一気に加速します。進みやすいほうに進むのは何も人間だけでなく、虫歯菌も同様です。

ガンガン中を進み、神経に近づいていきます。

つまり、歯の表面ではなく、奥を食い荒らすように虫歯は進むわけですね。

「虫歯が中で広がってますねー」って言われたことはありませんか？

その理由はそれです。

 

虫歯は怖い…人間の奥底に潜み始める…

虫歯は歯の中で大きくなるのですが、歯の中身の方が硬いように思われている方が多いのか、このことはなかなか信じてもらえません。でも事実です。

だから表面的には小さい穴でも、中では大きく成長していることがほとんどのため、「うわ、めっちゃ削られた…」ってなるのです。

無駄に削っているわけじゃないんですよ！

でも奥に潜んでいる虫歯菌をすべて取り除くためには大きく削るしかないのです。

では無事虫歯を取りきれたとします。

あー、良かった！

でもここで新しい問題が出てきます。

削った穴ってどうするの？

当然の疑問ですし、当然そのままじゃあだめですね。

何かでそこを補っていくわけです。

穴を埋める材料の種類で言えば

・プラスチック

・金属

・セラミック

・セメント

のどれかになります。

 

今回はここまでにしましょう。

次の記事では先ほど書いた４つの詰め物のメリット、デメリットをそれぞれ書いていきます。

全ての情報は書きますが、最終的に決めるのはあなたです。

完璧で最強で安価なものはありません。

全部書きますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

 

また別のブログでも様々な歯の内容を発信しているので、よかったらそちらもご覧ください。

http://haisyasan-kosodate.com/baby-tooth-mustbrush