ブログ
Blog
Blog
こんにちは。
兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治したり、矯正をしたり、子供の歯の治療をしたりしています。
さて今回は、よく言われる質問、疑問についてお答えします。
それは【虫歯のなりやすさは個人差があるの?】です。
実際に患者さんの中にも「私は歯が弱いから」「虫歯になりやすいから」と言われる方が多くいらっしゃいます。
先に結論から言うと念入りに磨いているのに虫歯になってしまう人と、なりにくい人がいるのは本当のことです。
まず大前提として虫歯は、虫歯菌の感染で起こります。
そして虫歯菌の感染は、1歳半〜3歳ごろまでの親から子へのお箸やスプーンの共有で始まります。
極端な話をすると、生まれたての赤ちゃんお口の中にはほとんどばい菌はいません。
残念な話ですが、親の口の中から移ってしまうことがほとんどです。
一緒のお鍋の物をつつくことでも、簡単にばい菌は移動していきます。
親の虫歯のなりやすさと子供の虫歯のなりやすさが似ていくのも、そのあたりに原因があると思います。
話を戻すと、どのような菌がお口の中にいるのかはそれぞれに違いがあります。
ばい菌自体の総数も個人個人違います。
そしてその中でも、虫歯菌が何割いて~のように種類や数の割合もそれぞれ違います。
ただ、大切なのは誰ものお口の中には菌がいて、共存しているのです。
その総数を減らさねいことには、ばい菌に常に歯が晒されている状態ということです。
その結果、その虫歯菌の割合が多い人は、毎日食事をとるお口の中を、念入りに磨くことが虫歯を作らない基本なのですが・・
「磨いているのに虫歯になってしまう・・」という結果になってしまいます。
このような事実を聞くと、たいていはこのように思います。
「私の口の中は虫歯菌が多いのだろうか?」
気になりますよね?
もちろん、当院ではそれを調べるキットを準備しています。
名前は【唾液検査】と言います。
その名の通り、唾液を採取して分析する検査方法です。
やり方や効果、対策については別の記事で書いています。
唾液には口の中の食べ物の消化を助け、細菌を洗い流すなどの作用がありますが、
健康状態を知るための情報源にもなります。
唾液に含まれる成分や菌の数を調べることで、歯と歯ぐきの健康やお口の中の清潔度まで調べることができます。
では簡単に唾液検査でどういうことをするのか、書いていきます。
当院で取り入れている唾液検査では下記の6項目を調べることができます。
この検査項目から何を調べていくのかは上にあるリンクからぜひ飛んで読んでみて下さいね!
さて歯磨き不足や、歯の質もむし歯のなりやすさの一つですが、唾液の他になりやすさのポイントがあります。
1、甘いものをよく食べる人
2、ちょこちょこ食べることが多い人
食事の内容だけではなく、どのような食べ方をしているかが重要。
むし歯菌は糖分を餌にするため、この二つが当てはまる方はむし歯菌が増殖しやすくなることを知っていてください。
他にも、
1、お口で呼吸していて、口の中乾いている人
2、よく噛むことができていない人
よく噛んで食べることができているかも関係しています。
よく噛めない方、お口が乾いた方は、殺菌作用のある唾液が不足しているため、むし歯菌が住みやすくなります。
反対に、よく噛んでいる人は唾液の分泌が多く虫歯になりにくくなります。
被せ物や詰め物が多いというのも大切な要因です。
詰め物と歯との間に隙間ができやすいため、虫歯菌が繁殖しやすく虫歯になりやすくなります。
また金属製の被せ物だと通常の何倍も菌が住みやすくなりますので、他の歯以上に清掃が必要です。
いかがでしたか?
まずは唾液の中にいるばい菌の状態を確認し、把握することが必要です。
しかし、それ以外にも、食べ方、咬み方、歯の状態…さまざまな要素から虫歯のなりやすさは決定します。
虫歯にはなりたくないですね…
一度あなたの口の中の状況を当院で検査してみましょう!!