ブログ
Blog
Blog
兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です🦷
虫歯を治したり、大人だけでなく子供の治療もしたり、矯正したりしています。
さて今回はタイトルの通り、親知らずを抜いた時にどういうことが起きるのか、そしてどういうことに気をつけていたほうが良いのかについて説明していこうと思います!
1.親知らず抜歯後の腫れは3日間がピーク
親知らず抜歯後の腫れのピークは3日間です。4 日目から腫れは徐々に引いていき、1週間くらいで改善してきます。抜歯後も通常の生活を送っても構いませんが、腫れが気になる方はマスクなどで対応した方がいいでしょう😔また、1週間ぐらいは発表や旅行など大きなイベントは入れない方が賢明です。
2.腫れは少し膨らむ程度から顔が変形するぐらいまで腫れることもある
親知らず抜歯後の腫れ方はアゴのエラあたりがポコっと膨らむ方や、頬や目の下あたりまで大きく腫れ、口が開けにくくなる方もいます。大きく腫れてしまった場合には食事もとりにくくなりますので、その際は高カロリーゼリーなどで水分と栄養を確保してください🍙
腫れ方は人によって違います。右の親知らずを抜くときは腫れたけど、左のときは腫れなかった・・・など体調などによっても変わります(”_”)
3.腫れが大きくなると痛みも強く出る
一般には腫れが強くなると痛みも強くなります。痛みは鎮痛剤でコントロールします。抜歯直後は麻酔が切れて一番痛みが出やすい時なので、早めに痛み止めをのんでおきます。ただし、腫れなくても痛みだけ出る方もいますので、痛み止めは必ずもらっておきます。
4.下の横向き親知らずの抜歯の時は腫れる場合が多い
親知らずの抜歯で全てが腫れるわけではありません🤢
腫れることが多いのは、下の歯の横向きの親知らず抜歯の時です。上の親知らずや真っ直ぐ生えている親知らずは通常、10分程度で抜歯が終わってしまい、ほとんど腫れることはないので安心してください。✨
5.腫れる人は20〜30%程度
下の横向き親知らずの抜歯でも腫れるのは20〜30%で、全ての人が腫れるわけではありません。できるだけ腫れないようにするために事前の準備(ブログ後半に載せています🎵)や抜歯後の注意を守るようにしてください。
親知らずを抜歯するときの歯茎を切開したり、骨を削ったりすることは体に傷をつけている状態です。体はこのような異常が起こると発赤(赤くなること)、熱感(熱くなること)、腫脹(腫れること)、疼痛(痛むこと)が起こります。これを炎症反応といいます。
腫れは傷を治したり、血を止めるために白血球や血小板が毛細血管に集まり、それらの細胞が傷の周りに流れ出ることによって起こります。
抜歯後に軽く冷やすといいのは炎症反応が強すぎると痛みや腫れも強くなってしまうからです。
抜歯直後から24時間程度は濡れタオル程度で軽く冷やすと過敏な炎症反応を抑えることができます。
しかし、過度に冷やし過ぎたり、抜歯後24時間を超えて冷やすと治すための血流が減ってしまうので注意してください😖
1.口の中をきれいな状態にしておく
親知らずの抜歯の時には口の中の細菌が感染します。この感染が腫れの原因となることがあります。口の中が歯垢や歯石だらけだと唾液を介して抜歯した部分に多くの細菌が入り込み腫れの原因になります💦
なので、抜歯前に歯科医院でクリーニングをして、口の中の細菌を少なくしておくことがおすすめです。
2.体力を改善しておく
親知らず抜歯では多少なりとも細菌感染を起こします。体の抵抗力が高ければ問題はないのですが、疲れが溜まっていたり、寝不足が続いたり体の抵抗力が下がっているときに抜歯をすると腫れやすくなります。そのため、体が元気な時に抜歯した方がいいのです。
3.親知らずのもともとの腫れを引かせておく
親知らずがもともと腫れていると、抜歯するとより腫れが強くなります😖
横向きや歯茎が被っている親知らずは抜歯前でも腫れることがあります。腫れているからといってすぐに抜歯すると、元々の腫れが広がり、抜歯後さらに腫れが強くなります。傷口にまた傷を与えるようなものです。そのため、腫れている状態が改善してから、抜歯を行うようにしましょう。
いかがでしたか?
親知らずが悪さをするのは、だいたい22歳から25歳ぐらいが多いです。
しんどいことは多いですが、抜いてしまった方が確実に楽な状況もあります。
親知らずの痛みが何度も起きるようでしたら、一度歯医者さんに診てもらってくださいね!🦷