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こんにちは。
兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。
虫歯を治したり、矯正をしたり、子供の歯を治したりしています。
さて今回は少し物騒なタイトルで記事を書いていこうと思います。
みなさん、口の中の状況と体全体の状況を別々に考える方が多いです。
でも当たり前の話ですが、口の中も体の一部です。
口の中のばい菌は口の中の血管を通して、体中をめぐります。
口の中のばい菌は強いことが多く、なかなか白血球などの免疫で死なないことが多いです。
なので、もし血管内に侵入してしまうとあらゆる臓器に飛んで行ってしまいます。
それが脳だったら…
今回はそんなお話です。
ムシ歯の原因菌として知られるミュータンス菌の一種が脳内で炎症を引き起こし、脳出血の発症に関与しているとの報告が国立循環器病センターなどのグループから発表されたそうです。
だいぶ前に、心筋梗塞の病巣からムシ歯菌が見つかったというニュースが話題になったことがありますが、あの時は血管をふさいでしまうというのが大問題だったのに対して、今回の発見はもう一歩進んで炎症や出血を誘発しているとしたところが大きな違いですね。
こういうニュースが話題になって、素直にお口の衛生状態に関心が高まってくれればうれしいのですが、いまいちそうはならないのが悲しいところです。
「ムシ歯がなければいーんでしょ?」と思ってしまうんでしょうか。
ほとんどの方のお口の中には、ムシ歯がなくてもムシ歯菌はいますし、実は健康な歯の持ち主でも、歯と歯ぐきの間にはムシ歯菌が体内に入り込めるスキマと言える場所があります。
タンスの角に足の小指をぶつけるだけで、痛くて動けなくなるのと同じように、人間の体というのは隅々までつながっていて、一部だけで完結するということはありません。
たかがお口のことと侮ることなく、お口の中はいつも清潔にしておきたいものです。
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