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しらやま歯科クリニック

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認知症に歯周病が関係する!?

こんにちは。

宝塚市のとなり、兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。

虫歯を治したり、子供の治療をしたり、矯正したりしています。

 

歯周病の怖い話

さて、今回は少し怖い話です…

歯周病と全身的な病気が関係していることが多いよー!とか

歯周病菌って血を経由して全身に行くんだよー!みたいな話は

よくこのブログで書いているので、

今までの記事を読んでくださっている方なら

もうご承知のことかと思います。

 

ただその歯周病菌が脳に行くというのは今まで話してこなかったかもしれません。

基本的にあらゆる細菌やウイルスは脳に行かないように

その直前に関門があり、

そこでブロックされるようになっています。

でもそのブロックを歯周病菌は突破できるのです…

細かい説明は少し専門的な内容になってしまいますが、

出来るだけ簡単に書いていくので

良かったら読んでくださいね。

歯周病の体内への侵入

歯周病菌が体内に侵入し、

認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起きる仕組みを

九州大などの研究チームが解明しました。

 

実は、歯周病と認知症の関連は近年注目を集めており、

認知症対策につながる発見というのですから、

世界中が注目している内容です。

認知症の7割を占めるアルツハイマー病は、

「アミロイドベータ()」などの異常なたんぱく質が長年、少しずつ脳に蓄積し、

発症や症状の進行につながるとされています。

 

近年、歯周病の原因菌やその毒素が血管を通じて体内に侵入することで、

が体内でつくられ、脳に蓄積することが解明されていたのですが、

蓄積の仕組みは詳しく分かっていませんでした。

 そこで研究として、

九大や北京理工大(中国)などの研究チームは、マウスの腹の内部に3週間、

歯周病菌を直接投与して感染させ、正常なマウスと比較しました。

 

その結果、歯周病菌に感染したマウスの脳血管の表面では、

を脳内に運ぶ「受容体」と呼ばれるたんぱく質の数が約2倍に増えていたのです。

もちろん脳細胞へのの蓄積量も10倍に増えました。

その結果…

 このことはどういうことかというと、

暗い部屋に入れば電気ショックを受けるということを学ばせた記憶実験では、

正常なマウスは5分間、明るい部屋にとどまり続けたが、

感染マウスは約3分で暗い部屋に入ってしまい、記憶力低下が裏付けられました。

 

歯周病に感染したマウスは、

暗いところに移動すると自分に嫌なことが起きるという事実を

簡単に忘れてしまったということですね。

一方、そのころ… 

一方、を運ぶ受容体の働きを阻害する薬剤を使えば、

感染した細胞内を通るの量を4割減らせることも確認できたといいます。

 

九大准教授は「歯周病菌が、

異常なたんぱく質が脳に蓄積することを加速させてしまうことが明らかになった。

歯周病の治療や予防で、認知症の発症や進行を遅らせることができる可能性がある」と話しています。

 

まとめ

なんとなくイメージはできましたか?

この内容を見ると、歯周病が認知症を生み出しているといっても

過言ではなさそうですね。

 

歯周病を減らせば、認知症にならない…というのは

いささか強引な気はしますが、

自分のできる範囲のことで認知症の確立を下げることができるなら

試す価値しかないですよね。

是非、自分の人生を守るためにも

歯磨きを頑張っていきましょう。

 

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