こんにちは。

兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている白山です。

虫歯を治したり、矯正したりしています。

 

さて、今回は訪問の話。

訪問歯科、並びに訪問診療という名前は聞いたことがあると思います。

家までドクターが来てくれるのは、便利だと思いますが、だれでも利用できるのでしょうか？

今回はそんな話です。

訪問歯科治療は、一般的に自宅や介護施設、病院など、患者が歯科医院に通うことが困難な場合に提供されるサービスです。

訪問歯科が適用されるのは、主に以下のような人々です。

1. 高齢者

高齢者は、体力や移動能力が低下していることが多く、外出して歯科医院に通うのが難しい場合があります。

特に、寝たきりや歩行が困難な状態の高齢者は、訪問歯科の対象となります。

高齢者においては、歯の健康が食事や全身の健康に直接影響を与えるため、訪問歯科による定期的なケアが非常に重要です。

2. 車椅子を使用している人

車椅子を使用している人は、移動が制限されるため、通院が難しくなる場合があります。

訪問歯科は、移動が困難な方々に対して、医師が自宅や施設まで訪れて診療を行うサービスとして提供されます。

3. 身体的障害を持つ人

身体的な障害がある人、特に歩行が困難な方や、手足の動きが制限されている方などは、訪問歯科を受けることが適用されることがあります。

障害を持つことで移動が難しくなるため、訪問診療が必要です。

4. 認知症のある人

認知症のある方々は、自分で歯科医院に行くことが困難になることがあります。

加えて、認知症が進行すると、歯のケアが不十分になり、虫歯や歯周病が進行する可能性が高くなります。

訪問歯科は、そのような患者の口腔ケアを支援するために重要な役割を果たします。

5. 長期入院している人

病院に長期入院している患者も、通院が難しいため、訪問歯科治療を利用することがあります。

特に、手術後や病状が安定しない場合など、外出が困難な場合に適用されます。

6. 介護施設に入所している人

介護施設に入所している高齢者や障害者なども、訪問歯科治療の対象となります。

施設に入所している場合、外出して歯科医院に通うことが難しく、定期的な歯科ケアが重要になるため、訪問歯科が利用されます。

7. 妊娠中の女性（医師の判断による）

妊娠中の女性も、特に後期の妊娠においては移動が困難になったり、身体的な負担が増したりすることがあります。

そのため、訪問歯科が適用される場合もあります。ただし、妊娠中の治療については医師の判断が重要です。

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訪問歯科が適用される条件

訪問歯科を受けるためには、以下のような条件を満たすことが一般的です。

1. 医師の判断: 訪問歯科は医師の判断に基づいて提供されることが多いため、医師が通院が困難と認めた場合に適用されます。

2. 保険適用: 日本では、訪問歯科治療も保険適用がされることがあります。患者が要介護状態にある場合や、医師の指示で訪問治療が必要と判断された場合、健康保険を利用して治療を受けることができます。

3. 介護保険の利用: 介護保険を受けている方も、要介護認定を受けた状態であれば、訪問歯科治療を利用することができます。介護保険を利用しての訪問歯科は、必要に応じて専門の歯科医師がケアを提供します。

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まとめ

訪問歯科治療は、外出が困難な高齢者や障害者、認知症の患者、長期入院患者など、さまざまな理由で通院ができない人々にとって非常に重要なサービスです。医師や歯科医師が患者の状況を評価し、必要に応じて訪問診療を提供します。訪問歯科治療を受けることで、口腔の健康を維持し、全身の健康にも良い影響を与えることが期待されます。