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こんにちは。
兵庫県西宮市仁川町2ー4ー13で歯医者をしているしらやま歯科クリニックの白山です。
虫歯を治したり、子供の矯正をしたりしています。
こんにちは。
突然ですが、みなさん「虫歯」、できやすいタイプですか?
私は昔から、歯にはあまり自信がありませんでした。毎年のようにどこかの歯に小さな虫歯ができて、「あ〜またか……」と落ち込む日々。もちろんちゃんと歯磨きもしているし、甘いものばかり食べているわけでもないのに、どうして虫歯になってしまうのか、自分でも納得できませんでした。
でも、歯科衛生士さんや歯医者さんにいろいろ相談していくうちに、「正しいケアの方法」や「ちょっとした習慣」がとても大切なんだということに気づいたんです。
今回は、そんな私がここ数年で学んだ「虫歯予防のための日々の習慣」をブログ風にご紹介します。
虫歯になりやすい人、歯に不安を抱えている人は、ぜひチェックしてみてください。
虫歯対策というと、まず思い浮かぶのが歯磨きですよね。でも、ただ1日3回磨けばOK!というわけではありません。
ポイントは「いつ磨くか」。
特に大事なのが、食後すぐに磨くこと。
食事をすると、お口の中は酸性に傾き、歯の表面(エナメル質)が一時的に溶けやすい状態になります。このときに放っておくと、虫歯菌が活動しやすくなるんです。
「でも、すぐ磨くと歯にダメージがあるって聞いたことあるよ?」と思う方もいるかもしれません。たしかに、すごく酸性のもの(柑橘類、炭酸など)を摂った直後は5〜10分くらい待ってから磨いた方がよいとされています。
でも、基本的にはダラダラ食べない&食後30分以内に磨くを意識しておけばOK!
私は、仕事中などで食後すぐに磨けないときは、まず水で口をゆすぎ、キシリトール入りのガムを噛んでから、落ち着いて磨けるタイミングでしっかりケアするようにしています。
正直に言うと、昔は私も「フロスって面倒くさい」と思ってました。
でも、歯医者さんに「歯と歯の間から虫歯ができてますね」と何度も言われるうちに、ようやく使うように。
結果、フロスを始めてから、虫歯の再発がグンと減りました!
歯ブラシだけではどうしても届かない場所があるんです。特に歯と歯のすき間や奥歯の間は、磨き残しがたまりやすいポイント。
毎日じゃなくても、夜の歯磨きのときだけでもフロスを習慣化するだけで、お口の中のスッキリ感も全然違います。
歯間ブラシもサイズが合っていれば効果的ですが、無理にこじ開けるように使うと歯茎を傷つけてしまうこともあるので、初めて使う方は歯科医院でアドバイスをもらうと安心です。
甘いお菓子やジュースを控えるのも虫歯予防には欠かせません。でも、私みたいに「甘いもの、完全にはやめられない……」という人もいますよね。
そんな方に知ってほしいのが、「甘いものは“量”よりも“食べる回数”が重要」ということ。
どういうことかというと、同じ量のチョコレートを一度に食べるよりも、ちょこちょこ何回にも分けて食べる方が、虫歯になりやすいんです。
理由は、口の中が酸性になる時間が長くなるから。
私の場合、チョコレートやクッキーをダラダラ食べるのではなく、「この時間だけ」と決めて食べるようにしています。そして、食べた後は水でしっかりゆすぐ。
甘いものが好きでも、ルールを決めて楽しむことが、虫歯予防と美味しさの両立のコツです。
実は、1日のうちで**最も虫歯になりやすいタイミングは「就寝中」**なんです。
寝ている間は唾液の分泌が減るので、口の中が乾きやすく、虫歯菌が繁殖しやすくなります。だからこそ、寝る前のケアは超大事!
私が実践している「寝る前の虫歯予防ルーティン」はこんな感じ:
歯磨き(電動歯ブラシを使って丁寧に)
フロスで歯間の汚れを除去
フッ素入りの洗口液(マウスウォッシュ)でうがい
ポイントは、フッ素を口の中に残すこと。
洗口液を使った後は、水で再びゆすがず、そのまま寝るようにしています(そう指導してくれる歯科医も多いです)。
これを習慣にしてから、朝起きたときの口のネバつきがかなり減って、虫歯もできにくくなりました!
最後に大事なのが、「歯医者さんとの付き合い方」。
私は昔、歯医者は「痛くなったら行くところ」だと思っていました。でも今では、「虫歯にならないように、予防のために通う場所」だと考えています。
3〜6ヶ月ごとの定期検診では、
歯石除去
歯の表面のクリーニング
虫歯や歯周病のチェック
正しい磨き方のアドバイス
などが受けられます。自分では気づけない小さな虫歯も、ここで早期発見できることが多いです。
実際、今では歯医者に行っても「きれいに磨けてますね!」と言われることが増えて、ちょっとした自信にもなっています。
虫歯って、一度なってしまうと完全に元には戻りません。削ったり詰めたりすれば見た目は元通りになりますが、天然の歯に勝るものはありません。
だからこそ、まだ痛くない「今この瞬間」から、未来の自分の歯を守るためにできることをコツコツと続けていくのが大切なんだと思います。
今回紹介した5つの習慣は、どれも特別な道具やお金が必要なわけではなく、ちょっとした意識や行動の変化だけで始められるものばかりです。
歯は一生の財産。
虫歯ゼロの毎日をめざして、今日から一緒に始めてみませんか?