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こんにちは。
兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。
虫歯を治したり、子どもの矯正をしたりしています。
〜今日からできる、未来の笑顔を守る習慣〜
「歯は年齢とともに弱くなっていくもの」と思っていませんか?
確かに加齢とともに歯ぐきは下がりやすくなりますが、日常の習慣しだいで80歳でも自分の歯を保つことは可能です。
むしろ、歯の寿命を縮める原因の多くは“生活習慣”に隠れています。
今回は、歯を守るために日常生活で心がけたい習慣を、予防歯科の視点から解説します。
1日2〜3回、1回あたり3分以上が目安
歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に当てる
力を入れすぎない(ペンを持つような握り方)
磨く回数は多いけれど、磨き残しが多い
力を入れてゴシゴシ→歯ぐきを傷める
奥歯や裏側を雑にしてしまう
「右上奥→右下奥→左下奥→左上奥」の順番など、固定ルートで磨く
鏡を見ながら行うと磨き残しが減る
夜の歯磨きは特に丁寧に(就寝中は唾液が減り虫歯菌が活発になるため)
歯ブラシだけでは、歯と歯の間のプラーク(細菌の塊)は約6割しか除去できません。
残りの汚れを取るには、デンタルフロスや歯間ブラシが必要です。
フロス:歯と歯の間が狭い方、若い方におすすめ
歯間ブラシ:歯ぐきが下がって隙間がある方におすすめ
毎晩の歯磨き後に必ず使うルールを作る
洗面台だけでなくリビングにも置き、テレビを見ながらでもOK
最初は1日おきでも良いので、とにかく続ける
虫歯菌は、糖分をエサにして酸を作り、歯を溶かします。
ポイントは「糖を取らない」よりも**“だらだら食べない”**ことです。
間食は1日1〜2回まで
甘い飲み物(ジュース・缶コーヒー・スポーツドリンク)は特に注意
甘い物を食べるなら食後すぐにまとめて
水分補給は水かお茶が基本
しっかり噛むことで唾液が分泌され、虫歯予防になります。
また、顎の筋肉や骨の発達にも関係します。
ごぼう、れんこん、にんじんなど根菜
玄米や雑穀米
するめや小魚
柔らかい物ばかり食べる
食事時間が短い(5分以内など)
「睡眠と歯?関係あるの?」と思うかもしれませんが、大いに関係します。
睡眠不足やストレスは免疫力を下げ、歯周病の進行を早めます。
また、ストレスは歯ぎしりや食いしばりの原因にもなります。
睡眠は毎日6〜8時間確保
寝る前のスマホ時間を減らす
強い歯ぎしりがある場合はマウスピースを使用
どんなに丁寧に磨いても、自宅ケアだけでは落とせない歯石やバイオフィルムがあります。
歯科医院での定期検診とクリーニングは、“自分では落とせない汚れ”をゼロにする時間です。
3〜6か月ごと
虫歯・歯周病のリスクが高い人は2〜3か月ごと
タバコは歯周病の最大のリスク因子のひとつです。
血流を悪くし、歯ぐきの炎症を隠すため、気づいたときには重症化していることもあります。
飲酒も大量・長期になると、歯や口腔粘膜の健康に影響します。
特に甘いカクテルやチューハイは虫歯の原因になりやすいです。
毎日の歯磨きは時間よりも質を意識している
フロスまたは歯間ブラシを使っている
間食や甘い飲み物をだらだら取らない
よく噛む食品を取り入れている
睡眠時間を確保し、ストレスをためすぎない
定期的に歯科検診を受けている
喫煙していない、または減らす努力をしている
歯を失う原因のほとんどは「虫歯」と「歯周病」です。
そしてこの2つは、ほぼすべて生活習慣で予防できます。
「歯の健康=体の健康」です。
今日からできる小さな習慣を積み重ねて、10年後、20年後も自分の歯でおいしく食事ができる未来を作りましょう。