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こんにちは。兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。虫歯を治したり、子どもの矯正をしたりしています。
口臭対策シリーズも第6弾となりました。今回は「舌苔(ぜったい)のケア」に焦点を当てます。舌の表面に白っぽくたまる舌苔は、口臭の大きな原因の一つです。ですが、舌はデリケートな場所。強くこすりすぎると痛めてしまうことがあります。今回は、舌を傷つけずに、でも口臭をしっかり防ぐ方法を丁寧にお伝えします。
舌苔とは、舌の表面に付着する白や黄色っぽい苔のようなもののことです。主に、食べかす、剥がれた粘膜細胞、細菌などが混ざってできます。
舌苔がたまると、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物(VSC)が増えやすくなります。特に舌の奥の方は細菌が多く、口臭と深く関係している部分です。
年齢が上がるほど舌苔は増えやすく、唾液の分泌量が少ない方や口呼吸をしている方は特に注意が必要です。
舌苔が口臭に影響する理由は簡単です。舌の表面に細菌が増えると、その細菌が代謝の過程で臭いの強い物質を作り出します。
白っぽい舌苔は細菌の温床になりやすい
舌の奥に付着した苔は口臭の原因になりやすい
舌苔が多いと、ブラッシングやうがいだけでは取り切れない
つまり、舌苔のケアは口臭予防に欠かせません。ただし、強くこすりすぎると舌を傷つけたり、出血や痛みを招いたりするので注意が必要です。
舌専用のブラシやスプーン型の舌クリーナーがおすすめです。
舌の奥から手前にゆっくり引く
1回で全部を取ろうとせず、数回に分ける
強くこすらず、軽い力で行う
先端の柔らかい部分で優しく舌をなぞるようにします。
後ろから前にかき出すように
1日1回〜朝の習慣にすると効果的
舌の奥の方は吐き気反射があります。
無理に奥までこすらない
奥の苔は、日常的な唾液分泌やブラッシングで自然に減ることも多い
口呼吸をしている人:唾液が蒸発して舌が乾燥
唾液が少ない人:加齢や薬の影響、ドライマウス
入れ歯を使用している人:入れ歯と舌の間に汚れがたまりやすい
朝起きたときに口がネバネバする人:睡眠中の唾液減少で舌苔がたまる
これらに当てはまる方は、舌苔ケアを習慣化すると口臭の改善が期待できます。
舌苔を取り除くだけでなく、口腔環境全体を整えることが大切です。
歯磨き
歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨くことで、舌に付着する細菌も減ります。
入れ歯の清掃
入れ歯を使用している場合、毎食後に取り外して洗浄します。
唾液を増やす工夫
よく噛む、ガムを噛む、水分補給、口の体操で唾液を促す
生活習慣の見直し
睡眠、禁煙、アルコール控えめなど、口腔内の乾燥を防ぐ
舌を強くこすらない(ヒリヒリ・出血の原因)
舌苔が厚く、痛みや出血がある場合は中止し歯科受診
舌苔が長期間多い場合は、全身の健康状態も関係することがあります
舌苔ケアは日常のやさしい習慣として取り入れ、無理なく続けることがポイントです。
口臭が気になる
舌苔が厚く、白っぽい状態が続く
舌や口の中がヒリヒリする
こんなときは、兵庫県西宮市仁川町のしらやま歯科クリニックで相談ください。お一人お一人の舌の状態に合わせて、優しい舌苔ケアや歯磨き指導、入れ歯や唾液分泌へのアドバイスも行っています。
舌苔は口臭の大きなサインですが、正しいケアで十分にコントロールできます。
毎日の歯磨きに舌のやさしいお手入れを加えるだけで、口の中がすっきりし、会話も楽しくなります。
舌苔ケアを通して、口の中の健康だけでなく、笑顔や気持ちの明るさも取り戻しましょう。
兵庫県西宮市仁川町のしらやま歯科クリニックでは、あなたの口の中に合わせた丁寧なアドバイスとサポートを行っています。口臭や舌苔で悩む方も、安心してご相談ください。
院長 白山智也
しらやま歯科クリニック(西宮市仁川町)
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