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こんにちは。兵庫県西宮市仁川町で歯医者をしている、しらやま歯科クリニックの白山です。虫歯を治したり、子どもの矯正をしたりしています。
口臭対策シリーズも第9弾になりました。今回は「歯周病と口臭」の関係についてお話しします。歯周病は「サイレントトラブル」とも呼ばれ、自覚症状が少ないまま進行することがあります。しかし、口臭は歯周病のサインの一つ。気づかないうちに周囲の人とのコミュニケーションに影響を与えることもあります。
歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨(歯槽骨)が細菌によって炎症を起こす病気です。初期は歯ぐきの腫れや出血程度で自覚しにくいのですが、進行すると歯がぐらつき、最悪の場合は歯を失うこともあります。
歯周病菌は口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)を作り出すため、歯周病が進むほど口臭は強くなります。
歯周病と口臭は深く関わっています。具体的には次のような仕組みです。
歯ぐきの炎症による出血や膿
炎症や膿は特有のにおいを発し、口臭につながります。
歯周ポケットにたまる細菌
歯と歯ぐきの間にできるポケットは、細菌が繁殖しやすく口臭の温床になります。
口腔内の乾燥との相乗効果
唾液が少ないと細菌が増えやすく、口臭がさらに強くなることがあります。
つまり、歯周病は自覚症状が少ないうちから口臭として現れることが多いのです。
口臭だけでなく、以下のような症状も歯周病のサインです。
歯ぐきが赤く腫れている
歯磨きのときに出血する
口の中がネバネバする
歯がぐらつく、食べ物が詰まりやすい
これらを放置すると、口臭だけでなく歯の健康にも影響が出ます。
歯周病による口臭は、日常のケアと歯科での治療で改善できます。
歯と歯ぐきの境目を意識して優しく磨く
硬すぎる歯ブラシは歯ぐきを傷めるので注意
歯と歯の間のプラークを取り除くことで細菌の繁殖を防ぐ
舌苔も細菌がたまりやすく、口臭に直結します
優しく舌を磨くことで口臭を抑えられます
歯石除去や歯周ポケットのチェック
初期の歯周病は自宅ケアだけでは改善が難しいことがあります
歯周病や口臭は生活習慣の影響も受けます。
禁煙
喫煙は歯周病菌を増やし、治療効果も下げます。
食生活
野菜や乳製品を取り入れ、唾液を増やす食事が効果的です。
水分補給
口の中を潤すことで、細菌の繁殖を防ぎます。
ストレス管理
ストレスは免疫力を下げ、歯周病の進行に影響することがあります。
口臭が強く、自宅ケアだけでは改善しない
歯ぐきの腫れや出血が続く
歯がぐらつく、食べ物が詰まりやすい
このような場合は、早めに歯科で相談することをおすすめします。兵庫県西宮市仁川町のしらやま歯科クリニックでは、歯周病の検査・治療に加え、口臭改善のための指導も行っています。
歯周病は自覚症状が少ないまま進むサイレントトラブルですが、口臭はその早期サインです。
毎日のブラッシング、フロス、舌のケアを習慣化
定期的に歯科でチェックとクリーニング
生活習慣を整える
これらを実践することで、歯周病と口臭の両方を予防・改善できます。
口臭や歯ぐきの悩みは一人で抱えず、気軽に相談してください。健康な口と笑顔を守るお手伝いを、私たちしらやま歯科クリニックが丁寧にサポートします。
院長 白山智也
しらやま歯科クリニック(西宮市仁川町)
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